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2025.12.08

地域コミュニティと孤立の問題について

本日は、私の身近な体験を通じて感じた地域コミュニティの課題についてお伝えいたします。

また、併せて社会が問題として抱えている孤立・孤独について調べた内容も含めてお伝えします。
教育の現場とも深く関わるテーマですし、今後ますます重要になると感じています。

都市部で暮らす人々が抱える孤立感

私は神奈川県出身で、現在は大阪に住んでます。
大阪でも何度か引っ越しを経験し、人生全体で七回の転居をしてきました。

引っ越しを繰り返す中で、地元という感覚は薄れていきました。
地域と関わりながら暮らしているつもりでも、ふとした瞬間に、

自分が地域から少し離れているような感覚になることがあります。

近くに住んでいる方々と自然につながれるわけでもなく、

困ったときに声をかけられる相手が少ないという現実もあります。
都市部には、このような環境に身を置いている方が非常に多いのではないかと感じます。

高齢者の単身だけでなく、若者でも各世代でも単身で暮らす人は増えてきているのではないでしょうか。

地域コミュニティにアクセスしづらい理由

都市部で地域コミュニティに参加しにくい理由は、排他的だからではなく、

地域そのものが弱体化していることが背景にあるようです。

① 家族と地縁の弱まり

単身世帯が増え、家族のセーフティネットが弱まった。

結果として、地域の支え合いも機能しにくくなり、誰もが孤立しやすい社会になっている。

② コミュニティの希薄化

町内会や自治会の参加率は低下し、活動自体が停滞しています。
住民同士も深くつながっているわけではなく、地域全体が緩やかな関係性にとどまっている。

③ 参加が手間に感じられる

現代人は効率を重視するため、地域活動への参加はコストが高く見えがちです。
都市部では生活インフラが便利なため、近隣との助け合いを必要としなくなってきた。
その結果、地域に関わる動機が弱くなる傾向がある。

④ 排除より無関心が問題

都市部は人が多いのに交流が少なく、過疎地は活動そのものが縮小。
問題は入れてもらえないよりも、そもそも結びつきが生まれにくい社会構造そのもの。

地域クラブへの参加体験

昨日の日曜日に私は息子の少年サッカークラブの体験会に参加いたしました。
このクラブは、ビジネス型のスクールではなく、地域に根付いた伝統的なサッカーチームです。
保護者やOBの方々がボランティアで監督やコーチを務め、長年にわたり地域の子どもたちを育ててきた組織です。

初めての参加でしたが、私は意識的に監督やコーチの方へ挨拶をさせていただきました。
保護者の方にもご挨拶し、簡単な立ち話をし、当日の流れなども教えて頂きました。

久しぶりに、自分の名前を覚えていただけたような感覚が生まれ、地域の輪に少し入れた気がしました。
この感覚は私にとって非常に新鮮であり、充実感をもたらしてくれました。

体験がもたらした気づき

子どもたちと一緒にミニゲームに参加し、久しぶりにサッカーを楽しむことができました。
走って、笑って、地域の人達と同じフィールドで過ごした時間は、私にとっても貴重なひとときでした。

地域の保護者やコーチの方々は、子どもを通じて世代を超えたつながりをつくろうとされています。
大人同士も自然に会話が生まれ、サッカーという場が、人と人を結びつけていることを実感いたしました。

一方で、こうした出会いは偶然の産物です。
息子が学校で友だちを作ってくれたこと、妻がママ友と関係を築いてくれたことが、今回の体験につながりました。
私一人では、これほど自然に地域に溶け込む機会は得られなかったと思います。

地域コミュニティとつながる事は、子供達以上にもしかしたら我々大人にこそ必要な事なのかもしれません。

都市部に広がる孤立の構造

都市部では単身世帯も多く、若者も高齢者も、孤立に陥りやすい環境があります。
家族が近くにいない人も多く、地域に入り込む方法がわからないまま、日常が過ぎていく可能性があります。

SNSでどこかにつながっているように感じても、実際の暮らしの中では孤独感を抱える方は少なくありません。

便利さが進む一方で、リアルな人間関係が薄れていく。
この現象は、今後さらに深刻な社会的課題になるのではないかと言われています。

コミュニティに入るための小さな一歩

都市部で地域コミュニティと関わるには、

受け身では難しいのかもしれないとあらためて感じたのです。
自分から声をかけ、挨拶し、相手の話を聞きに行って、自分の話も伝える。
ほんの数分でも良いので、積極的に関わる姿勢が必要だと感じました。

私は決して雑談が得意なわけではありませんが、それは相手も同じです。

周囲の方々も、決して積極的にかかわれる人達だけではない事を認識する必要があります。

むしろ、初めての人と接する方法なんて誰も分からないし、

『できればストレスになるから初対面の人と関わりたくない。』と皆心の何処かで感じているのではないでしょうか。

つまり、われわれ新参者が消極的でいると交流できる機会が極端に減ってしまうという事です。
しかし、昨日の経験を通して、少しずつ人と接する事で、地域と繋がれる感覚が持てるという実感を得る事ができました。

大切なことは、人と人が自然に交わる空間を見つけた時に積極的に人とかかわる事なんではないでしょうか。

今回の少年サッカーチームの体験は、そのための大きな一歩になりました。

教室長として考えること

学習塾という職場でも、人間関係や地域とのつながりは非常に重要です。
子どもたちが、学校外で大人と関わる経験を重ねることは、成長にも大きな意味を持ちます。

都市部で孤立が進む中、地域の少年団やボランティア活動が担う役割は、これまで以上に大きくなると感じました。

そして、それらは決してビジネスではなく。お金で解決するものではなく、

ましてやチームの監督やコーチだけの責任ではなく、

社会の中に属している我々一人ひとりが責任を持って関わる事が大切なんだと感じました。

学校でも家庭でもない場所で、人と人の関係性をつくる力が、子どもにも大人にも必要なのかもしれません。

昨日のサッカー体験は、私たち家族にとって貴重な時間となりました。
地域の輪に少しでも入れたことが、素直にうれしかったです。

都市部で生きる私たちにとって、偶然の出会いは大切なチャンスになります。
これからも、その出会いを大切にしながら、地域に少しずつ馴染んでいければと思います。

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