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2025.12.06

成績不振を断ち切る!高1・高2の冬休み中の効果的な勉強法

こんにちは、初石駅前校です。
 
「高校に入ってから成績が下がり続けている…」高1・高2生の保護者様から、こんな相談をよく受けます。高校の学習内容は中学以上に難しく、一度つまずくと坂道を転げ落ちるように成績が下がってしまうことも珍しくありません。
 
しかし、冬休みは学校の授業が止まる貴重な期間です。この時期に苦手分野の根本的な克服に取り組めば、新学期から大きく巻き返すチャンスがあります。流山市、柏市の高校生も、この冬休みの過ごし方次第で3学期の成績が劇的に変わります。今回は、成績不振を断ち切るための具体的な勉強法をご紹介します。
 

📖 目次

 
成績不振を断ち切る為に両親と勉強法を探る男子高校生の画像

成績不振の3つの原因と診断法

成績が伸び悩む理由は、大きく3つに分類できます。まずは自分がどのタイプか診断しましょう。
 

原因1: 過去の単元に穴がある(積み残し型)

高校の数学や英語は、過去の単元の理解が前提になっています。例えば、数学で二次関数が理解できていないと、微分・積分は絶対に理解できません。英語で時制があやふやなままだと、長文読解で誤読が頻発します。
 

診断方法

過去3回分の定期テストや模試を見直し、同じ分野で繰り返し間違えていないか確認します。「いつも図形問題で点を落とす」「文法問題がいつも半分以下」といったパターンがあれば、積み残し型です。
 

対策の方向性

先取り学習は一旦やめて、学年を遡ってでも苦手分野の基礎から学び直す「戻り学習」が必須です。
 

原因2: インプット過多でアウトプット不足(理解したつもり型)

参考書を読んだり授業動画を見たりして「わかった気」になるものの、いざテストになると解けない。これは典型的なインプット過多のパターンです。
 

診断方法

勉強時間の記録を1週間つけてみます。「教科書や参考書を読む時間」と「問題を解く時間」を比較し、読む時間が7割以上を占めていれば、インプット過多型です。
 

対策の方向性

勉強時間の少なくとも半分を問題演習に充て、「解けない問題」と向き合う時間を増やす必要があります。
 

原因3: 生活リズムの乱れで集中力が続かない(習慣崩壊型)

夜更かし、朝寝坊、スマホ依存などで生活リズムが崩れると、勉強時間を確保しても集中力が持続しません。机に向かっているだけで、実際には身についていない状態です。
 

診断方法

平日の起床時刻と就寝時刻を記録し、毎日2時間以上のズレがあれば習慣崩壊型です。また、勉強中にスマホを触る回数が1時間に3回以上あれば要注意です。
 

対策の方向性

まずは生活リズムを整え、「勉強する時間帯」を固定することから始めます。内容よりも習慣化を優先しましょう。

科目別・苦手克服3ステップ

主要科目ごとに、効果的な克服方法をご紹介します。
 

数学: 基礎問題の反復で土台を固める

ステップ1: 苦手単元の特定

過去のテストから、特に点が取れていない単元を2つまで絞り込みます。欲張って5つも6つも手を出すと、中途半端に終わります。
 

ステップ2: 教科書例題レベルの完全理解

その単元の教科書や基礎問題集の例題を、解説を見ずに自力で解けるまで繰り返します。応用問題に手を出すのは、基礎が完璧になってからです。
 

ステップ3: 類題演習で定着確認

同じパターンの問題を最低5問以上解き、解法が身についたか確認します。1問解いただけで「できた」と思うのは危険です。
 

英語: 文法と語彙の同時強化

ステップ1: 頻出文法事項の洗い出し

時制、仮定法、関係代名詞など、模試や定期テストで繰り返し出題される文法項目をリストアップします。
 

ステップ2: 文法問題集の集中演習

その文法項目だけを扱った問題集を用意し、1項目につき50問以上解きます。量をこなすことで、パターンが体に染み込みます。
 

ステップ3: 長文で文法知識を実践

覚えた文法が長文中でどう使われているかを確認します。100語程度の短い長文を10本読み、文法事項を意識しながら精読しましょう。
 

国語(現代文): 解答根拠の特定訓練

ステップ1: 問題文との対応箇所を探す習慣

過去問を解く際、選択肢の正誤を判断するだけでなく、「この答えは本文のどこに書いてあるか」を必ず確認します。
 

ステップ2: 間違えた問題の徹底分析

なぜ誤答を選んだのか、本文のどの部分を誤読したのかを分析します。この作業を省くと、同じミスを繰り返します。
 

ステップ3: 要約練習で読解力向上

読んだ文章を100字程度で要約する練習をします。要約できないということは、正確に読めていない証拠です。

成績を上げる冬休みのタイムスケジュール

生活リズムを整えながら、効率的に学習を進めるスケジュール例です。
 

高1・高2共通の基本スケジュール

7:00 起床・朝食
8:00〜9:00 前日の復習(昨日解いた問題の見直し)
9:00〜12:00 午前の集中学習(苦手科目の基礎固め)
12:00〜13:00 昼食・休憩
13:00〜15:00 午後の学習(問題演習・アウトプット)
15:00〜18:00 自由時間(部活・趣味・外出)
18:00〜19:00 夕食
20:00〜21:00 夜の学習(暗記科目・軽めの復習)
22:00〜23:00 自由時間・入浴
23:00 就寝
 

スケジュールのポイント

午前中に重い科目を配置

数学や英語など、思考力が必要な科目は、頭がスッキリしている午前中に取り組みます。午後は疲れてくるため、問題演習など手を動かす作業に切り替えます。
 

自由時間を必ず確保

勉強だけのスケジュールは続きません。午後3時から6時は完全オフにすることで、メリハリがつき、集中力が維持できます。
 

夜は軽めの学習で締める

夜に難しい問題に取り組むと、解けずに寝つきが悪くなることがあります。英単語や古文単語など、軽めの暗記学習で終わらせましょう。
 

学年別の調整ポイント

高1生の場合

まだ受験まで時間があるため、基礎固めを最優先にします。午前中の学習時間では、中学内容の復習も含めて、徹底的に土台を作りましょう。
 

高2生の場合

受験まで1年を切っているため、冬休みから受験を意識した学習に切り替えます。共通テストの過去問や、志望大学のレベルに合った問題集を取り入れ始めましょう。

冬休み中の学習習慣チェックリスト

毎日これらの項目を確認し、習慣化を目指しましょう。
 
□ 起床時刻が毎日±30分以内
生活リズムの乱れは集中力低下の最大の原因です。起床時刻を固定することで、体内時計が整い、学習効率が上がります。
□ 午前中に最低2時間は勉強している
午前中は1日で最も集中できる時間帯です。この時間を無駄にせず、苦手科目の克服に充てましょう。
□ 問題演習の時間がインプットと同じかそれ以上
参考書を読むだけでは成績は上がりません。実際に問題を解く時間を確保し、アウトプット重視の学習を心がけましょう。
□ 間違えた問題の原因分析をしている
答え合わせをして赤ペンで正解を書くだけでは意味がありません。「なぜ間違えたか」を考え、同じミスを繰り返さない工夫が必要です。
□ スマホを勉強場所に持ち込んでいない
スマホが視界に入るだけで集中力は削がれます。勉強中は別の部屋に置くか、保護者に預けるなど、物理的に距離を取りましょう。
□ 1日も勉強しない日がない
たとえ30分でも構いません。毎日机に向かう習慣を途切れさせないことが、成績回復の第一歩です。

📌 この記事のポイント

□ 先取りより戻り学習を優先
過去の単元に穴がある状態で新しい内容を学んでも、理解は深まりません。学年を遡ってでも基礎を固めることが成績回復の最短ルートです。
□ インプットとアウトプットを1対1以上に
参考書を読む時間と同じかそれ以上の時間を問題演習に充てることで、真の理解度が測れます。
□ 生活リズムの固定が学習の土台
起床時刻を固定し、午前中に重い科目を配置することで、集中力を最大限に引き出せます。自由時間も計画に組み込みましょう。
□ 毎日続けることを最優先
完璧な計画より、実行可能な習慣が大切です。1日も勉強しない日を作らないことが、成績向上の鍵です。

まとめ

高1・高2生の成績不振は、過去の積み残し、インプット過多、生活習慣の乱れという3つの原因に集約されます。冬休みはこれらを根本から見直す絶好の機会です。
 
先取り学習よりも戻り学習を優先し、インプットとアウトプットのバランスを整え、生活リズムを固定することで、新学期から大きく成績を伸ばすことができます。特に午前中の学習時間を確保することが、効率アップの鍵です。
 
流山市、柏市の高校生の皆さんも、この冬休みの過ごし方次第で、3学期の成績が劇的に変わります。完璧を目指さず、毎日続けることを最優先に、着実に力をつけていきましょう。
 
初石駅前校では、高校生の苦手克服をサポートしています。科目別の学習計画や、効率的な勉強法についても、ぜひお気軽にご相談ください。
 

塾長より

 

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