教室ブログ

2025.12.01

ためになる??学習法 国語編!

📘 現代文:読解力と論理的思考力を鍛える

現代文で点数を安定させるには、筆者の主張を正確に捉える**「読み方」**を身につけることが鍵です。

① 問題を解く前の準備(精読力を養う)

• 接続詞と指示語に注目する: 「しかし」「つまり」「たとえば」「これ」「それ」など、文章の構造を示す言葉に印をつけ、論理展開(逆接・言い換え・例示・結論)を意識しながら読みましょう。

• 段落ごとの要点把握: 一つの段落を読んだら、「この段落で筆者が言いたいことは何か?」を自分の言葉で簡潔にメモする癖をつけます。

• キーワードに印をつける: 抽象的な概念語(例:アイデンティティ、ポストモダン、資本主義)や、繰り返される専門用語には必ず印をつけましょう。

② 演習・復習の進め方

• 正解の根拠を明確にする: なぜその選択肢が正解なのかを、必ず本文中の具体的な箇所(傍線部から何行目、どの段落など)で指摘できるようにします。

• 不正解の理由を言語化する: 不正解の選択肢についても、「なぜ間違っているのか?」を説明できるようにしましょう。「本文に書かれていない」「本文の内容と矛盾している」「一部しか合っていない」など、間違いのパターンを認識することが重要です。

• 要約訓練をする: 問題を解き終わった後、その文章全体を100字〜200字程度で要約する訓練をすると、筆者の主張と文章の構成を深く理解できます。

 

📜 古典(古文・漢文)の学習法:基本を固める

古典は、現代文と異なり知識の土台が点数に直結しやすい分野です。

③ 古文:知識を定着させる

• 重要単語は反復暗記: 古典単語帳は、毎日少しずつ、何度も繰り返して覚えましょう。特に「あわれ」「おかし」「いみじ」など、現代語と意味が異なる多義語を優先的に覚えます。

• 文法(助動詞・助詞)の徹底理解: 特に助動詞の活用と意味(完了・存続、打消し、推量など)は、文章を読む上での必須スキルです。識別問題対策のためにも、徹底的に理解し、口に出して活用を覚えるのが効果的です。

• 音読と訳の練習: 短い文章や、文法事項が詰まった例文を、声に出して読みながら現代語訳を頭の中で思い浮かべる練習をしましょう。

④ 漢文:句形と語彙で得点源に

• 句形(書き下し文)をマスターする: 漢文は、返り点や送りがなによって日本語として読むための**句形(ルール)**が重要です。「〜ざるべからず(二重否定)」「〜(せ)らる(受身)」など、基本句形を確実に暗記し、その構造を理解しましょう。

• 漢字の特別な意味を覚える: 「A. 辞書を引く」→「B. 辞書を引いて意味を知る」のように、現代語と意味が異なる重要漢字(例:「為」「雖」「以」)の意味と用法を覚えます。

• 短い良質な文章に触れる: 『論語』などの短い章句を繰り返し読み、句形がどう使われているかを体で覚えるまで練習するのが最良の道です。

 

📝 総合的な学習習慣

⑤ 辞書を引く習慣: 現代文・古文問わず、意味が曖昧な言葉に出会ったら、必ず辞書を引く習慣をつけましょう。特に現代文の抽象的な概念語(例:アフォリズム、パラダイム、エゴイズム)の意味を正確に理解することが、文章全体の理解度を飛躍的に向上させます。

⑥ 多読より精読を意識する: たくさんの問題を解くことよりも、一つ一つの問題を深く分析し、完璧に理解することが国語の成績アップには最も重要です。

この学習法を実践し、効率的に国語力を伸ばしていきましょう!

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