こんにちは。
前回に続き、今日も貧困問題について考えてみたいと思います。
最近、ニュースを見てもSNSを見ても、物価が上昇し生活が苦しいという声が増えている気がしますね。
日本の貧困率は16%以上と言われていますが、数字に出ない人も多いのではないかと感じています。
実際、私の周りでも、子どもから大人までさまざまな人が生活の不安を抱えています。
物価は上がり、社会保険料も上がる。給料は思うように伸びない。この状況で余裕を持てというのは、なかなか難しい話だと思います。
私は2000年代後半に人材系の仕事をしていたのですが、日雇いで働く方の姿を忘れられません。
明日の食費のために今日働く。あの頃から20年ほど経っていますが、根本の構造は変わっていないように思います。
さらに、経済的な苦しさは孤立にもつながりやすいようです。
親に心配をかけたくない。友達には言えない。その気持ちは理解できますが、相談できないことで抱え込みがちになります。
正社員であれば安定しているという考えも、今は当てはまらなくなってきました。
貯金がほとんどない家庭も多く、少し状況が変わるだけで生活が崩れてしまう可能性があります。
そして、社会の中では成功者の意見が目立ちます。
起業を勧めたり、学校より実践だと言ったり。確かに有益な部分もありますが、そうした行動を取れない人もいます。
そういう現実が置き去りになっている気がします。
こうした状況を見ると、貧困や孤立を自分とは関係ないと考えるのは難しい時代になったと感じます。
未来ある子どもたちも、この問題の当事者であり、他人事ではありません。
だからこそ、社会で起きていることを知り、考える時間を持つことが大切なのだと思います。
すぐに解決はできなくても、現実を理解することが第一歩だと考えています。