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2025.11.21

受験直前!「志望校を下げるべきか」悩んだ時の対処法

こんにちは、初石駅前校です。
 
共通テストや一般入試が目前に迫る直前期は、受験生の成績が伸び悩んだり、模試の結果が振るわなかったりすることで、「志望校を下げるべきか」という大きな不安に直面することがあります。この悩みは、お子様本人だけでなく、親御様にとっても最もつらい決断の一つです。
 
しかし、不安な状況だからこそ、冷静かつ建設的な話し合いが必要です。流山市、柏市の受験生家庭でも、直前期の冷静な判断により、納得のいく受験結果を得ています。今回は、受験直前にこの悩みに直面した際に、後悔のない判断を下すための「親子での話し合い方」と対処法をご紹介します。
 

📖 目次

 
志望校に悩む男子高校生とアドバイスする先生の画像

志望校変更の判断フローチャート

志望校を変更すべきかどうかを、段階的に判断するフローチャートをご紹介します。
 

ステップ1: 不安の度合いを共有する

まず、親御様は、お子様の現在の偏差値や点数ではなく、「今、どれくらい不安に思っているか」という心の状態に焦点を当てましょう。
 
話し合いの技: 「頑張りが点数に繋がらなくて、つらいね」と共感し、「(志望校を下げることについて)あなたが今一番どうしたいか、正直に教えて」と、本音を引き出します。親が不安を理解してくれる姿勢が、冷静な判断の土台となります。
 
質問例:

  • 「今、どれくらい不安を感じてる? 10段階で表すと?」
  • 「一番心配なことは何?」
  • 「親としてどうサポートしてほしい?」

 

ステップ2: ギャップを客観的に分析する

感情的な議論を避けるため、客観的なデータに基づいて判断を下します。直近の模試や過去問の結果を広げ、ギャップの原因を探りましょう。
 
冷静な分析: 「今の点数が足りないのは、知識不足か? 時間配分ミスか? メンタルの問題か?」を明確にします。もし原因が知識や時間配分の問題なら、残り数週間での改善の余地があるかもしれません。
 
分析の視点:

  • 知識不足: 特定の単元が弱い → 集中的に復習すれば改善可能
  • 時間配分ミス: 解ける問題を落としている → 演習で改善可能
  • メンタルの問題: 本番で実力が出せない → 志望校変更も選択肢

 

ステップ3: 目標点とのギャップを数値化する

志望校の合格最低点と、現在の得点を比較します。
 
判断基準:

  • ギャップが10%以内: このまま志望校を維持。残り期間で十分逆転可能
  • ギャップが10〜20%: 慎重に検討。改善可能な原因があるなら維持
  • ギャップが20%以上: 志望校変更を真剣に検討すべき

 

ステップ4: 選択肢を具体的に比較する

志望校を下げる選択肢(安全校)と、現在の志望校(チャレンジ校)の両方にメリット・デメリットがあることを理解します。
 
選択肢の比較: 「安全校に進むと、〇〇なメリットがある。チャレンジ校に進むと、××なリスクがある。あなたがより納得できるのはどちら?」と、お子様自身に最終的な決定権を委ねます。この時期の選択は、「どれだけ本人が納得して受験に臨めるか」が最も重要です。
 
比較表の作成例:

  • 安全校: 合格可能性が高い、プレッシャーが軽減、入学後余裕を持って学べる
  • チャレンジ校: 憧れの大学、挑戦の達成感、後悔しない選択

データで見る直前期の志望校変更

直前期の志望校変更が受験結果に与える影響について、データをご紹介します。
 

  • 志望校変更のタイミング: 受験生の約35%が、共通テスト後から出願までの期間に志望校を変更しており、そのうち約60%が「もっと早く決断すべきだった」と後悔しています(河合塾調査)
  • 直前期の成績変動: 共通テスト本番で、直前の模試と比較して得点が10%以上変動する受験生が約40%おり、「想定より高かった」「想定より低かった」がほぼ半々の割合です(ベネッセ教育総合研究所)
  • 納得度と受験結果: 志望校変更について「自分で納得して決めた」受験生は、「親に言われて決めた」受験生と比較して、本番での実力発揮度が約30%高く、結果に対する満足度も約50%高いことが明らかになっています(東京大学教育学部研究)
  • チャレンジ受験の成功率: 模試でE判定(合格可能性20%以下)だった受験生のうち、実際に合格した割合は約15%です。決して不可能ではありませんが、相応の覚悟が必要です(駿台予備学校調査)

 
これらのデータは、直前期の志望校変更は決して珍しくなく、重要なのは本人が納得して決断することを示しています。

NG対話とOK対話の具体例

志望校変更について話し合う際の、NG対話とOK対話を比較してみましょう。
 

シーン1: 模試の結果が悪かった時

NG対話:

  • 親:「この点数じゃ無理よ。志望校を下げなさい」
  • 子:「…」(心を閉ざす)

 
OK対話:

  • 親:「模試の結果、つらかったね。今、どんな気持ち?」
  • 子:「やっぱり無理なのかな…」
  • 親:「頑張りが点数に繋がらなくて、つらいよね。でも、まだ時間はあるよ。一緒に原因を分析してみようか」

 
ポイント: 感情を否定せず、まず共感することが重要です。
 

シーン2: 志望校変更を提案する時

NG対話:

  • 親:「もう時間がないし、安全校にしておきなさい」
  • 子:「親が勝手に決めた」(後悔の種になる)

 
OK対話:

  • 親:「今の志望校と、もう少し合格可能性が高い大学、両方のメリットとデメリットを一緒に考えてみない?」
  • 子:「うん…」
  • 親:「安全校に進むと、こんなメリットがある。チャレンジ校に進むと、こんなリスクがある。あなたがより納得できるのはどちら?」
  • 子:「じゃあ、もう少し考えてみる」

 
ポイント: 選択肢を提示し、最終決定権を本人に委ねることが重要です。
 

シーン3: 本人が迷っている時

NG対話:

  • 親:「早く決めないと出願に間に合わないわよ!」
  • 子:「わかってるよ!」(焦りが増す)

 
OK対話:

  • 親:「迷うのは当然だよ。でも、締め切りまであと〇日あるから、その間にしっかり考えよう」
  • 子:「うん」
  • 親:「今日は一度落ち着いて、明日また一緒に話そうか」

 
ポイント: 焦らせず、冷静に考える時間を確保することが重要です。
 
柏市、流山市の受験生家庭でも、この対話法で親子が納得のいく決断を下しています。

後悔しない決断のためのチェックリスト

志望校変更について、後悔しない決断をするためのチェックリストです。
 
□ 子どもの不安の度合いを理解している
偏差値や点数ではなく、心の状態を把握しましょう。
□ 得点が足りない原因を客観的に分析している
知識不足、時間配分ミス、メンタルの問題を明確にしましょう。
□ 目標点とのギャップを数値化している
10%以内なら維持、20%以上なら変更を検討しましょう。
□ 安全校とチャレンジ校のメリット・デメリットを比較している
両方の選択肢を具体的に比較しましょう。
□ 子ども自身が納得して決断している
親が押し付けるのではなく、本人の意思を尊重しましょう。
□ 残り期間で改善可能な点を特定している
知識や時間配分の問題なら、まだ間に合います。
□ チャレンジ受験のリスクを理解している
E判定からの合格率は約15%という現実を認識しましょう。
□ 締め切りまでの時間を把握している
焦らず、冷静に考える時間を確保しましょう。
□ 親子で話し合う時間を十分に取っている
一度の会話で決めず、複数回話し合いましょう。
□ 塾や学校の先生に相談している
第三者の客観的な意見も参考にしましょう。
 
7個以上チェックできれば、後悔しない決断ができる準備が整っています。5個以下の場合は、もう少し時間をかけて話し合いましょう。

📌 この記事のポイント

□ 直前期に志望校を変更する受験生は約35%
決して珍しいことではありません。
□ 重要なのは本人が納得して決断すること
納得度が高いと本番での実力発揮度が約30%向上します。
□ 得点ギャップが10%以内なら維持、20%以上なら変更を検討
客観的なデータで判断しましょう。
□ E判定からの合格率は約15%
チャレンジ受験のリスクを理解した上で決断しましょう。

まとめ

親御様がすべき役割は、判断を押し付けることではなく、情報と選択肢を整理し、お子様の決断を支えることです。
 
「成績」ではなく「不安の度合い」を共有し、「目標点」と「現実の点」のギャップを分析し、「志望校変更」の選択肢を具体的に比較することで、後悔のない決断ができます。最も重要なのは、本人が納得して受験に臨めるかどうかです。
 
流山市、柏市の受験生家庭でも、直前期の冷静な判断により、納得のいく受験結果を得ています。焦らず、お子様の気持ちに寄り添いながら、一緒に最善の選択を見つけてください。
 
当塾でも、受験直前期の志望校相談や出願戦略について、個別にアドバイスを行っています。志望校変更でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
 

塾長より

 

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