教室ブログ
みなさんこんにちは、個別指導ＷAM香川 東山崎校です。
早いもので、2025年も残すところ1ヶ月あまり。
もうすぐ受験シーズンということもあって高校生、特に現2年生の皆さんはそろそろ志望校を決め始める時期ですね。
自分の将来に関わる大切な選択だからこそ「どうやって決めたらいいんだろう？」と悩む人も多いはず。
そこで今回は後悔のない志望校選びをするための3つのポイントを紹介します。
これらを押さえて、自分に合った進路を見つけましょう！
① 自分を知る…「何を学びたいか」「どう働きたいか」を明確に
志望校選びは、まず自分自身を知ることから始まります。
・学問・分野への興味を深める
「将来やりたいことがまだ見つからない」という人も、まずは漠然とした興味でも構いません。例えば、
どんな分野の授業が楽しいか？→【化学、歴史、英語、芸術など】
社会のどんなニュースに関心があるか？→【政治、AI、環境問題、国際、文化など】
というように自分の興味の対象を探し、そこから「さらに深く学びたいことは何か」を絞り込んでみましょう。
一つの学部や学科にこだわらず、
「心理学」「歴史学」「建築学」「宇宙工学」「言語学」「情報学」
などのキーワードで各大学のシラバス（授業計画）を見てみるのもおすすめです。
・働き方や将来の生活をイメージする
大学受験はゴールではなく、その先に続く人生へのステップです。
「どんな仕事がしたいか」という職種だけでなく、「どんな職場で働きたいか」「どんな生活を送りたいか」までイメージしてみてください。
大企業に就職したい人もいれば 自ら起業したい人もいるでしょう。
中には「公務員こそが一番」と考える人もいるかもしれません。
また、そこでの仕事は人と関わる仕事なのか、研究職のように一人でするものなのか、さらに場所は東京や大阪のような都会で働きたい人、なるべく地元から離れたくないという人、外資系や海外勤務に憧れるという人まで、働き方や環境にもそれぞれの理想があると思います。
こういったイメージが、得られる資格や専門性、キャンパスの立地や周辺環境、校風といった特徴をもとに大学を選ぶヒントになります。
② 大学を知る…立地、学びの内容、環境を徹底比較
自分の興味が明確になってきたら、今度は具体的な大学を調べて比較します。
大学をあらゆる視点から見ることによってパンフレットだけではわからない、自分に「合う・合わない」が見えてきます。
・何が学べるか…学部・学科の専門性
▶カリキュラム：自分の学びたいことが大学の授業内容と合っているかを確認しましょう。
同じ「歴史学」でも、エジプト考古学を学びたいと思っているのに中世の西欧史や明・清代の中国史の研究がメインの講義とゼミしかない大学であれば、ミスマッチが起こります。
▶教員：興味のある分野の先生がどんな研究をしているか（専門分野）をチェックすると、その大学で最先端の何を学べるかがわかります。
・どんな環境？…キャンパスライフと立地
▶雰囲気（校風）：オープンキャンパスや学園祭に参加して、学生の雰囲気やキャンパスの様子を肌で感じましょう。
真面目に研究に打ち込む学生が多いのか、サークル活動が盛んなのかなど、自分に合う環境かどうかが重要です。
▶立地：大学の場所が通学時間や交通費、そしてアルバイトや就職活動のしやすさに大きく影響します。
活気や便利さ優先で生活に刺激を受けたいのか、落ち着いた環境で勉強したいのかなど、自分の思い描く生活スタイルを考えて選びましょう。
・卒業後どうなる？…就職・進学実績
志望する業界や企業への就職実績は重要な情報です。
特に卒業生がどんな職種に就いているかを見て、自分の将来の目標と照らし合わせてみましょう。
③ 現実を見る…学力・費用・入試方式を考慮に入れる
「有名大学」「行きたい」「興味がある」という理由だけでなく、現実的な可能性も考えて最終決定をします。
・自分の学力と大学の難易度の差
現状の自分の学力と、志望校の難易度（偏差値や合格最低点など）の差を把握します。
A 挑戦校（チャレンジ）：学力が少し足りないが、本気で目指す大学
B 実力相応校（適正）：現在の成績で十分合格圏内にある大学
C 安全校（滑り止め）：確実に合格できる可能性が高い大学
この3つに分類することで、受験計画を立てやすくなります。
・入試方式との相性
大学によって、一般選抜（共通テスト利用含む）の他にも、総合型選抜（旧AO入試）や学校推薦型選抜（旧推薦入試）など、多様な入試方法があります。
＜小論文や面接が得意なら総合型選抜＞ ＜評定平均値が高ければ推薦型選抜＞
など、自分の強みを活かせる入試方式を探してみましょう。
志望校を決めることは「自分が人生で何を大切にしたいか」を決めることでもあります。
まずは①「学びたいこと」を考え、次に②大学の環境を徹底的に調べ、最後に③現実的な計画を立てましょう。
殆どの人はここまでの内容で気付くと思いますが、実はこう思った人が多いのではないでしょうか。
「これってしっかり決めようと思ったら、結構時間が掛かるのでは？」
その通りです。冒頭で特に高校２年生と書きましたが、志望校を固める時期としては2年生のこの時期でも良いでしょう。
ただ、自分の興味をもとに将来の職業を考えたり、それに合いそうな大学について調べたりオープンキャンパスに参加してみたりするのは、意識の高い高校生なら1年の夏くらいには既に始めています。
「高3でぼちぼち考えようかな」
という人はどこを目指すのかにもよりますが、理想と現実とのギャップに気付いた時には手遅れということも。
「ここに行きたい！」という直感と、「〇〇だからここで学ぶのが最適だ」という裏付けの両方がある志望校こそ、皆さんにとって最高の進路です。
出来る限り早めに考え始め、余裕を持って準備したいですよね。皆さんの悔いのない大学選びと受験勉強を応援しています！
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個別指導WAM東山崎校
０８７－８０２－５５７０
担当 内海
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