こんにちは。個別指導WAM堺市駅前校です。
2015年の出来事を調べていると、あの頃の空気を思い出します。
テレビから流れる映像では、砂漠の中でナイフを突きつけられる男性がいました。
IS(イスラム国)のその映像に、世界中が震えました。
湯川遥菜さん、後藤健二さん。日本人が犠牲になったというニュースは忘れられません。
遠い国の話ではなくなった瞬間でした。
テロという言葉が、あらためて思いだされた年代です。
SNSには助けてあげて!という言葉が溢れていました。
誰もが不安や虚しさを抱えていたように思います。
同時に、何が正義で何が悪なのか、分からなくなっていまいた。
ISはSNSを使って世界から構成員を集めていました。
しかし、ISは本当に悪なのか。ただのテロリスト集団組織!という認識でいいのか。
我々ももっと深く考える必要があったのかもしれません。
彼らの中には、もしかしたら、戦争で家族を失った被害者が沢山いたのかもしれない。
国家を失い、町を失い、家族を失う。
だから、世界は悪魔であり、その絶望の果てに、もしかしたら守るための暴力が正義に変わっていったのかもしれません。
進撃の巨人でマーレ人がエルディア人を悪魔と呼んだように。
誰もが、自分の中で戦っていた。
だからこそ、簡単に理解する事のできない戦争の深さを知る必要性があるように感じました。
けれど、そんな暗いニュースの中で、
スポーツ界では明るい希望がありました🎾
錦織圭さん。世界ランク4位。
日本人がここまで来るなんて、信じられませんでした。
フェデラー、ナダル、ジョコビッチと並ぶその姿に、スポーツの世界でも日本は本物になった!と思いました。
夜中、テレビの前で手を握りしめて応援していた人も多かったと思います。
錦織圭さんが必死に走って戦う姿勢に、ただ純粋に嬉しく感じていました。
暗いニュースが多かった2015年の中で、錦織さんは、希望そのものですね。
あれからしばらくの間はテニスをする子が多かった気がします。
そしてもう一つ、静かに時代を感じた事は音楽です。
CDランキングではAKB48、乃木坂46、嵐が上位を独占。
でもダウンロードランキングでは一曲も入っていない。
音楽の聴かれ方が、私の若い事とはまるで違う形。
CDを買うのではなく、データを持たない時代になりました。
売れると聞くがズレ始めていて、どのような仕組みになっているのか正直私はよく理解してませんでした。
握手券や特典付きの時代の中で、売上を伸ばすシステム。
2000年代前半までは誰もが知る曲が多かったような気がします。
日本中が同じ曲を聞いていました。今は多様性がはじまり、どの曲が流行っているのか分かりづらい。
いや、もう昔みたいに一曲がものすごくヒットするような形は終わったのかもしれませんね。