こんにちは、個別指導WAM堺市駅前校です。
今回は2014年を振り返ります。
この年は世界が大きく動いた年でした。
ウクライナでは、政権崩壊をきっかけにロシアがクリミア半島に軍を送り、実質的に併合したんです。
冷戦後の国際秩序が崩れたと報じられたけれど、当時の私は、どこか遠い国の出来事のように感じていました。
ニュースを見ても、どちらが悪でどちらが正義なのか分からないんですね。
報道の多くは「ウクライナ=被害者、ロシア=加害者」という構図で、複雑な背景までは伝わってこなかった気がします。
ウクライナの中にはロシア系住民も多く、文化も言葉も入り混じっていた。
グレーな現実を切り取ることは、とても難しかったんだと思います。
2014年のあの当時の一般の人達は、本当に戦争になるなんて想像していなかった。
けれど2022年。その火種が大きな戦争に変わりました。
遠い国のニュースだと思っていた出来事が、世界のかたちを変えてしまいました。
同じ年、日本では、STAP細胞というニュースがありました。
理化学研究所の小保方晴子さんが、誰でも簡単に万能細胞を作れると発表したとき、
日本中が沸き立ちました。けれどその後、論文の不正が指摘され、論文撤回へ。
そして、共同研究者だった笹井芳樹副センター長が自ら命を絶ちました。
あのニュースを見たとき、胸が痛みました。科学の不正をただすことは大切です。
でも、その正しさが人を追い詰めてしまうこともある。
報道とは何か、社会とは何かを考えさせられました。
特定の犯人捜しよりも、何か重要なものがあるのかもしれないですね。
なぜそうなったのかを考えられる社会でありたいですね。
そしてもうひとつ。
2014年は、アナと雪の女王!が世界的に大ヒットしました。
正直、当時まったく興味がありませんでした。
またディズニー映画が流行ってるな~くらいの距離感です。
でも、あれから10年たって、私の娘がリビングで「ありの〜ままの〜♪」と歌っている姿を見たとき、
あの頃の映画が家族の中心に変わっていることに気づきました。
時を超えて、音楽や物語は人をつなげていくんですね♪
戦争、研究、映画。
それぞれまったく違う出来事に見えますが、
結局どれも人が中心にありました。
人が戦い、人が疑い信じ、人が歌う。
そのひとつひとつが、時代の輪郭です。