こんにちは。個別指導WAM堺市駅前校です。
2009年。あの年の日本は、確かに大きく動いた年でした。
長く続いた自民党政権が幕を閉じ、民主党が歴史的な大勝をおさめました。
当時、テレビの中の新しい総理の姿を見ながら、
社会が変わるのではないかと、多くの人が希望を抱いていたように思います。
官僚主導の政治が終わり、国民の生活が第一になる!!
停滞した経済、広がる雇用不安、デフレからの脱却。
そんな未来への光が見える気がしていました。
けれど現実は、想像以上に厳しかったように思います。
リーマンショックの影響で、世界中が不況の波にのまれていました。
ソニーが1万6千人の削減、トヨタも赤字転落。
日本を支えてきた大企業でさえ、苦境に立たされていました。
頑張っても、なかなか報われない。
そんな空気が今以上に社会全体に漂っていたように思います。
それでも人は働き続けました。
寒い朝も、眠れぬ夜も。家族のために、そして自分の誇りのために。
あの時代を思うと、希望ではなく、意地で立っていた人たちの強さを感じます。
🕺🎤音楽の世界では嵐が大活躍していました🌪️
Believe、明日の記憶、Everything…
ランキングの上位を見ても、ほとんどが嵐。
当時31歳だった私は、その勢いをあまり知りませんでした。
若者が聞く音楽に興味すら抱いておりませんでした💦
私は大人になると、時代の音楽との距離が少し遠くなるんだなと感じていた時代です。
2009年という年は、
変わると信じた年であり、変われない現実を突きつけられた年でした。
けれど、あの時代を生きた人たちにとっては、あの大不況もまだ鮮明な記憶なのではないでしょうか。
苦しい中にも誇りがあり、弱音の奥には温かさがありました。
今、教室に通う子どもたちは、あの時代の次の世代です。
AIもスマホもあって、世界はどんどん便利になりました。
それでも、希望を見つけることは、昔よりも難しいかもしれません。
だからこそ伝えたいと思います。
変わらない社会でも、自分の中は変えられるということを。
周りの風が冷たくても、心の火を消さずに生きる力を持ってほしいと思います🔥