こんにちは!個別指導WAM高松レインボー校です。
いよいよ10月。共通テストまであと3ヶ月ほどとなりました。
多くの学校で模試や過去問演習が本格化し、「志望校との距離」がより明確になる時期でもあります。
しかし、ただやみくもに過去問を解いても、なかなか成果にはつながりません。
今回は、「過去問演習で確実に成績を伸ばすための正しい進め方」についてお伝えします。

1. 過去問は「解く前」が重要!
過去問に取りかかる前に、まずやるべきことがあります。
それは、「出題傾向の把握」と「合格最低点の確認」です。
志望校によって、出題形式や配点のバランスは大きく異なります。
英語の長文読解が重視されているのか、数学の証明問題が頻出なのかを把握しておくことで、解く際の意識も変わります。
また、合格最低点も要チェック。得点目標を明確に持つことで、「合格点まであと何点足りないのか」が見え、戦略的な演習ができます。
2. 「制限時間を守って解く」が基本
過去問は、本番と同じ条件で解くことが大前提です。途中で休憩したり、時間を気にせずダラダラ解いたりしていては、実践力は身につきません。
特に大切なのが時間配分。例えば数学で1問に時間をかけすぎて、最後の大問が手つかず…というのは受験でありがちなミスです。
実際に時間を計って解くことで、自分の「弱点の時間配分」も見えてきます。

3. 「解いたあと」の分析が最も大切!
過去問演習の最大の目的は、「点数を取る練習」ではなく、「弱点の洗い出しと修正」にあります。
・なぜその問題を間違えたのか?
・知識不足か、読解ミスか?
・他のやり方があったのでは?
こうした振り返りをすることで、次に同じミスを繰り返さないようにできます。
演習後は必ず、「解き直し」と「間違えた理由の分析」をセットで行いましょう。

4. 教科ごとの優先順位をつけよう
全教科を同じペースで進めるのは現実的には難しいです。過去問を解いていく中で、
• 合格点に届いている教科
• まだ足りない教科
• 伸びしろがある教科
を見極め、優先順位をつけて対策を進めることが大切です。
特に「あと一歩で届きそうな教科」は、重点的に取り組めば短期間で大きく点数が伸びます。
逆に「大きく足りない教科」は、まず基礎の総復習から始める必要があるかもしれません。
5. 過去問は“繰り返し”がカギ
過去問は1回解いて終わり、ではありません。むしろ、同じ年度の問題を3回以上解くことが理想的です。
1回目:実力試しとして本番同様に
2回目:解き直しと理解の確認
3回目:満点を狙って再チャレンジ
このように繰り返すことで、問題の型に慣れ、得点力が確実にアップしていきます。

まとめ
過去問演習は、やり方次第で大きな差がつく重要な学習です。
ただ解くだけで満足してしまうのではなく、「目的を持って、戦略的に取り組む」ことがポイントです。
この秋の努力が、冬の合格を引き寄せます。今からでも遅くありません。
正しい過去問演習で、志望校合格に一歩近づきましょう!