教室ブログ

2025.10.07

🪖2004年の出来事を振り返って🎸

こんにちは!堺市駅前校です。
今日は2004年を振り返ってみたいと思います。当時の私は社会人4年目でした。

🌍 イラク情勢

アメリカ同時多発テロを皮切りにアフガン戦争、そして2003年に始まったアメリカとイギリス軍によるイラク戦争。2004年も混乱は収まらず、バグダッドやファルージャで激しい戦闘が続きました。多くの市民や兵士が犠牲となり、復興のための取り組みもテロや誘拐事件に妨げられました。日本人が人質になる事件もあり、戦争が遠い国の出来事ではなく、自分たちの生活にも影響を及ぼすことを実感させられました。

大量破壊兵器は結局見つからず、なぜ戦争が始まったのか、誰の利益のためだったのかという疑問が重くのしかかる年でした。安全保障を名目にした戦争が本当に正しいのか、当時の私はニュースを見ながらずっと考えていました。

🇯🇵 拉致被害者の帰国

2004年5月、小泉純一郎首相が再び北朝鮮を訪れ、第2回日朝首脳会談が行われました。
この場で2002年に帰国した5人の拉致被害者の子どもたちの帰国が合意され、ようやく家族が再会できることになりました。

曽我ひとみさんは7月にインドネシアで夫のチャールズ・ジェンキンス氏と2人の娘と再会し、その後日本で生活を始めました。
しかし、横田めぐみさんの遺骨とされるものがDNA鑑定で別人のものと判明。真相解明は進まず、拉致問題は再び停滞しました。

このタイミングで帰国が実現した背景には、国際社会の圧力と国内世論の高まりがあったと思います。政治的な駆け引きの中で、一人ひとりの人生が大きく揺さぶられる現実を強く感じました。

❄️ ヨン様フィーバー

2004年は冬のソナタが日本中で大ヒットし、ペ・ヨンジュンがヨン様と呼ばれて社会現象になりました。
奥様世代の女性たちが韓流ドラマに熱狂している姿に驚かされました。

私はまったく興味がなかったのですが、社会の空気が一気に韓流へ傾いていくのを横目で見ていました。
戦争や不安が続く時代だからこそ、優しい恋愛ドラマに癒やしを求めた人が多かったのかもしれません。

🎵 音楽と世代の違い

この頃の私は、音楽から少し距離を置いていました。仕事に追われていたせいもあります💦
その一方で、下の世代はオレンジレンジや氣志團といった盛り上がる系のバンドに夢中になっていました。

どうしてあのノリが支持されたのか。2000年代は不景気や将来への不安が続き、社会全体が閉塞感を抱えていました。そういう時代に、深刻さではなくその場で楽しめる音楽が求められたのだと思います。オレンジレンジの軽快なビートや氣志團の学ランパフォーマンスは、未来を憂うよりも今を笑って盛り上がることに価値を置いていたのでしょう。

当時の私はその感覚を理解できませんでしたが、今振り返ると確かに時代の空気に合った音楽だったのだと感じます。

2004年は、国際情勢ではイラクの混乱、日本では拉致問題の進展と停滞、社会では冬ソナが人の心を占めた年でした。
不安と希望が交錯する中で、人々はそれぞれの仕方で現実と向き合っていたのだと思います。

この記事をシェア

  • facebook
  • twitter
  • instagram

\入力はカンタン30秒

フリーダイヤル® 0120-20-7733 受付時間:10:00~22:00(年中無休)