こんにちは。個別指導WAM堺市駅前校です。
今日は2003年という年を振り返ってみたいと思います。当時の私は社会人3年目でした。
2001年にアメリカ同時多発テロが起き、翌年はイラク情勢が緊迫する。そして2003年にはアメリカとイギリス軍がイラクへ攻撃を仕掛けました。
その理由は大量破壊兵器を持っているという疑惑や、テロとの戦いという大義名分、さらに中東における経済や政治的利権など。
しかし後に大量破壊兵器は見つからなかったことが判明し、この攻撃は正しかったのかどうか、世界中で議論が続きました。
安全を守るために攻撃するという論理は正当なのか。信じるのか疑うのか。いま考えても答えは簡単ではありません。
2003年の日本を象徴するのは、やはりSMAPの世界に一つだけの花。
オリコン年間1位で210万枚を超える大ヒットとなり、子どもから大人まで誰もが歌える曲になりました。
SMAPの人気はこの頃も絶頂で、アイドルといえばSMAPという時代でした。
この歌が人々に伝えたのは、一人ひとりが特別な存在なんだという安心感だったように思います。国際情勢が不安定で気持ちが揺らぎやすい中、多くの人の心を支えた曲でした。
2003年には郵政事業庁が日本郵政公社へと移行しました。
つまり郵便局が国の役所から独立した組織になったということです。
経営の自由度が増して効率化やサービス改善が期待できるという良い面がありました。
一方で営利優先となり、これまでのような公共サービスの安心感が薄れてしまうのではないかという不安もありました。
経済的効率と公共性のどちらを重視するのか、そのバランスを問われる改革だったと思います。
2003年を振り返ると、世界では戦争、日本では制度改革と、重さと希望が入り混じる年でした。
今を生きる私たちにとっても、戦争の理由をどう考えるのか、経済効率と公共性をどう両立させるのか、という問いはまだ続いています。
堺市駅前校では、生徒たちと一緒に、こうした答えのない問いに向き合う力を育んでいきたいですね。