こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
「今までやらせたことが無いから、本当に出来るのかわからない」
「やらせようにも、どの様に声を掛けしてもらえばいいかわからない」
という声にお応えしてまいりました。
最後に「いや、そうは言うけど私がやった方が早いんですよ」と言う方。それは「怠け者」の思考です。甘えないでください。
あなたがそれを効率よくできるようになったのは、「練習」をしたからですよね?あなたも最初の頃は容量を掴めなかったはずです。それにもかかわらず「私の方が早い」ではありません。
「競争」ではないのです。どちらが早いとか遅いとか、上手とか下手とか、そのような「二項対立」的な考え方はもういい加減辞めましょう。
目的を改めて下さい。目的とは「我が子に基礎処世術を与える」という事です。あなたが「楽をしたい」のであれば、あなたがやってください。それはそれで結構なのですが、もしそうするのであれば出来ない我が子を叱咤しないでください。なぜなら子供は「親からやる機会(チャンス)を与えられなかった」から「出来ない」という事を理解して下さい。
そして「お願いする事が癪である」という感覚が万が一にでもある場合。それは「我が子の可能性を阻害する行為である」と学んでください。
もしかしたら「私の親にやらされて嫌だったことを我が子にさせたくない」と思っている方もいるかもしれません。しかし、それは愛情ではありません。あなたが、あなたの親の愛情をゆがんだ目で見ていた結果です。
「家事手伝い」の本質は「社会に出た時に困らないためのトレーニングである」という事なのです。もし家事が得意だとするのであれば、きっとあなたの親も家事が得意だったのでしょう。
その逆も考えられます。家事が苦手な親で、面倒を見てもらえなかった人は「その状態から学んだ」という事ですね。家の事は子どもの頃のあなたがやらなければならない「環境」だったという事。さぞ苦労されたと思います。
「だから我が子にはそのような苦労をさせたくないんです」と言うお気持ちはわかります。しかしそれは「親の愛」ではないのです。残念ですが、それは「自己愛」と言います。
つまり「我が子に苦労をさせるような親は不甲斐ない親だ」と言う感情を「あなたが子供の時に親に抱いた」という事です。それは環境故、仕方がないと思います。
その「子供の頃」の感覚をあなたは今も持っているという事。だから親になった今のあなたも「自分」に対して「我が子に苦労をさせるような親は不甲斐ない親だ」と言う価値観を自らに課しているということです。
しかしよく考えて下さい。あなたはもう「親」になりました。その当時の「可哀そうな子供」ではないのです。あなたがもし「不甲斐ない親」というレッテルを自分に貼るのであれば、残念ながらそうなります。だってあなたがそうしているんだから、子供も「うちの親は不甲斐ない親だ」と判断しています。
「私はこんなに親として考えているのに」ではありません。被害者にならないでください。あなたは「当事者」なのです。
次回に続きます。
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