こんにちは!個別指導WAM堺市駅前校です。
2001年、私は社会人デビューを迎えました。
ところが、この1年は人生で最も過酷で激動の年でもありました。
会社というものが、こんなにも厳しく苦しいとは想像もしていませんでした。
結果を求められ、結果を出せず、自信を失い…それでもさらに結果を求められる。
同期が次々と退職していく中、なんとか踏ん張り続けた1年。
当時はまだパワハラも当たり前に存在していた時代でした。
2001年といえば、小泉純一郎首相が誕生し小泉劇場と呼ばれた時代。
「自民党をぶっ壊す!」のフレーズ
郵政民営化をめぐる刺客選挙
政策よりもキャラクター性で国民を惹きつける劇場型政治
ワンフレーズで国民を魅了する手法は、当時の象徴でした。
そして何より衝撃的だったのは、2001年9月11日の同時多発テロ。
世界貿易センタービルに飛行機が突っ込む映像は、今も忘れられませんね。
事件直後のアメリカでは
開戦直後、90%近くがアフガン攻撃を支持
メディアも政治も一枚岩となり戦争は正義!という空気に包まれていました。
しかしその後
長期化する戦争と民間人の犠牲
莫大な戦費と兵士の犠牲
イラク戦争での大量破壊兵器という虚偽
時間が経つにつれて「これは本当に正義だったのか?」という疑問が広がりました。
最終的に20年続いたアフガン戦争は2021年にアメリカが撤退して、タリバンが再び政権を握ることになりました。
「アメリカは何のために20年戦ったのか?」そんな虚無感が残った戦争でした。
私は2001年を通して、二つのことを強く感じました。
社会に出ることの厳しさ
自分の力を試され、結果を出せずとも踏ん張るしかない。
報道を鵜呑みにしない大切さ
テロ=悪、アメリカ=正義、という単純な図式に違和感を覚え、報道のフィルターを意識するようになりました。
📌 振り返ると、2001年は社会人としても世界情勢としても、私の考え方の土台をつくった年でした。
生徒のみなさんにも伝えたいのは、何事も情報を一方向からだけで受け取らず、疑問を持って考えることの大切さです。
相手の立場に立って物事を考える事です。
アメリカに立場。日本の立場だけで物事を見ていても、真相が見えてこない事に気付かされた事件でした。