みなさん、こんにちは。個別指導WAM堺市駅前校です。
今日は、私が大学1年生だった1997年の出来事を振り返ってみたいと思います。
1997年、日本中を震撼させたのが「神戸連続児童殺傷事件」でした。
小学生が犠牲になり、その加害者がわずか14歳の中学生だったという事実は、多くの人の心を凍りつかせました。
当時、報道は「酒鬼薔薇聖斗」という仮名を使い、匿名報道の是非や少年法の在り方が大きな社会問題となりました。
「未成年だから守られるのか」「被害者遺族の声はどうなるのか」。
日本社会は、少年の更生と社会正義のバランスをどうとるべきかを突きつけられたのです。
👉 私自身は、ちょうど大学進学で一人暮らしを始めた頃。家族と離れて生活をするなかで、この事件のニュースを見て「子どもをどう育てるか」「家庭や学校の役割とは何か」を漠然と考えるきっかけになりました。
一人の若者としての不安と重なり、「人を育てるって簡単じゃない」という現実を突きつけられた出来事でした。
一方で1997年は、日本中がひとつになって喜びを分かち合った瞬間もありました。
それが「ジョホールバルの歓喜」です。
11月16日、マレーシアのジョホールバルで行われたW杯最終予選。
延長後半、岡野雅行選手が決めた劇的ゴールで、日本代表はついに悲願のワールドカップ初出場を決めました。
テレビ越しに観戦していた私は、思わず立ち上がり「うおおお!」と叫びました。
日本中が熱狂し、まるで未来が開けたような感覚。スポーツが人に与える力を心の底から実感しました。
👉 当時の私はアルバイトで必死に生活費を稼ぎ、毎日の暮らしに追われる日々。
でも友人とこの勝利を語り合った夜は、一人暮らしの孤独や不安を吹き飛ばすような喜びを与えてくれました。
サッカーにも歴史があり、先人が残してくれた知恵や知識が受け継がれて現代に生きている事を実感した日でした。
事件から学んだのは「人の心を育てる難しさ」
サッカーから学んだのは「挑戦を続ける力の大切さ」
振り返ると、1997年は衝撃と歓喜の両方を経験した特別な年でした。
一人暮らしを始めたばかりの私は、社会の出来事と自分の小さな日常が重なり合い、人生を考えるきっかけをたくさんもらったように思います。