教室ブログ

2025.09.09

1996年の出来事。🎤🎶🎛️私は高校3年生。

1996年頃の流行

1996年。私は高校3年生。世の中はポップで派手な流行にあふれていました。

今回のブログでは当時の流行の主流とその流れに乗れなかった私の気持ちをお伝えしたいと思います。

ファッションの象徴 。ルーズソックスとアムラー

当時の女子高生を象徴するものといえば「ルーズソックス」。

当時はルーズソックスを履いていない女子高生はいなかった。それほど流行していました。

この2025年の現代で、そのような現象ってもう起こらないような気がしますよね。
学校では校則が厳しくても、放課後にこっそり履き替えるほどの熱狂ぶりで、街中はルーズソックスで埋め尽くされていました。

そしてもうひとつは「アムラーファッション」。安室奈美恵さんの影響で、茶髪にロングヘア、細い眉、厚底ブーツ、ミニスカートというスタイルが一気に広まりました。女子高生たちはまさに「自分たちのスター」に憧れ、その姿を真似ることで一体感を得ていたのだと思います。男子の間では、腰を低くずらして履くダボダボのズボンが流行。制服すら「自分流」に崩すことがカッコいいとされた時代でした。

小室ファミリー全盛期

音楽の世界では小室哲哉さん率いる「小室ファミリー」が全盛期。
安室奈美恵さん、TRF、globe、華原朋美さん…次々とミリオンヒットを飛ばし、日本中が小室サウンドに酔いしれていました。カラオケでもランキングは小室ファミリーばかり。最終的にはダウンタウンも小室ファミリーに仲間入り。本当に小室ファミリーばかりでテレビをつければその音楽が流れている。まさに社会現象でした。

私の違和感

ただ、正直に言えば、私はこの流行に乗り切れなかったタイプです。
小室ファミリーの曲が「良い!」と心から思えなかった。おそらくターゲット層が女子高生を中心とした若い世代、特に「ファッションと音楽を一体で楽しむ人たち」だったからでしょう。

私はミスターチルドレンのように、もう少し等身大でメッセージ性の強い音楽が好きでした。だからこそ、時代が小室ファミリーに熱狂すればするほど「自分の気持ちと流行は別の次元にある」と強い違和感を覚えました。

ビジネスとしての流行

今振り返ると、この1996年頃の流行は「若い女性」をターゲットにしたビジネスの力によって拡大したのだと思います。雑誌・テレビ・音楽産業が連動して「女子高生はこうあるべき」というモデルを提示し、それを全国の若者が模倣していった。男性たちも、その空気に自然とのっかっていったのかもしれません。

流行は社会全体をひとつの色に染め上げる力を持っていたけれど、同時に「そこに属せない人」を置き去りにする側面もあったのではないでしょうか――。1996年の私は、その狭間で戸惑いを感じていたのだと思います。

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