
こんにちは、初石駅前校です。
今回は「定期テストと内申点の最新事情」について、千葉県のデータに絞ってお伝えします。お子様が通う千葉県の中学生の保護者の皆さまに、特に見落とされがちな視点をしっかりお届けします。2025年から2026年への入試変更点も含めて、今年の受験に活かせるポイントを解説します。
5と4の割合が都より高い実情
2025年3月時点の調査では、千葉県中3生の評定では「5」が25.3%、「4」が24.7%と合計50%に達し、東京都の35.5%を大きく上回っています。つまり、千葉県は全体的に内申が高くついている県として知られています。
自分だけが特別高得点とは限らない
この傾向は保護者の評価感覚にも影響しますが、「うちの子の内申が高い!」と油断すると、実際には相対的に平均的なレベルであるリスクもあります。
K値によって内申の影響が変わる
千葉県の公立高校入試では、内申135点にK値(0.5~2.0)をかけて得点化します。K=2.0の高校なら内申が最大270点扱いとなり、1点の差が2倍の重みを持つ計算です。一方で、K=0.5なら内申の力は半減。志望校の傾向に合わせ、戦略を立てる必要があります。
調査書から記載項目が削除される動き
2026年入試(令和8年度)から、調査書から「出欠記録」「行動記録」「総合的な学習時間」「総合所見」の4項目が削除されます。学力や内申とは直接関係のない情報削除ですが、推薦入試などで活用してきた私立高校には影響が出る可能性があります。
千葉県の内申点は全体的に高く、他県と比較すると数値だけで安心できないこと、K値によって内申の価値が大きく変わること、2026年からは調査書の内容が変化すること──この3点が保護者が見落としがちな重要な視点です。定期テストの対策に加えて、こうした入試制度の変化も理解することで、お子さんの進路戦略をより精度の高いものにできます。
塾長より
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