~尾崎豊との出会い~ 🎵
1992年。私が中学2年生だった頃。
振り返ると、あの年はいろんな出来事がありました。
背がぐんと伸びて体つきも大人っぽくなり、思春期に突入。⚽
サッカー部では後輩ができて、ちょっといい気になっていたけど、勉強は…あまりやってなかったなぁ(笑)。
その頃、カリスマだった尾崎豊が突然亡くなりました。
でも正直、当時の私は彼のことを知りませんでした。
尾崎豊さんは1980年代に活躍したシンガーソングライターで、私の世代にとってはあまり馴染みのない方でした。
ところが1994年、ドラマ「この世の果て」の主題歌 OH MY LITTLE GIRL が大ヒット✨
アルバム「十七歳の地図」を買って聴いた瞬間、一気に尾崎ワールドに引き込まれました。
社会への疑問、愛や大人へ怒り、そして若者の叫び。
当時の私が抱えていた閉塞感やモヤモヤを、まるで代弁してくれるような歌詞。
「自分の気持ちを整理できない」思春期の私にとって、尾崎豊さんの歌はある種の救いでした。
もう彼はこの世にいなかったけれど、歌は生き続けていて、今でも心を揺さぶります。
人生で一番影響を受けたアーティストは尾崎豊さんだと思います。🎤
1992年には、ほかにも印象的な出来事がありました。
⚾ 高校野球で松井秀喜選手が「5打席連続敬遠」。テレビの前で「なんで勝負しないんだ!」と強い違和感を覚えました。
🏊 バルセロナ五輪では、同い年の岩崎恭子さんが金メダル!「今まで生きてきた中で一番幸せです」という言葉は今も忘れられません。岩崎恭子さんは私と同い年。つまり中学2年生で金メダルを獲得しました。それは今考えても驚異的な事ですよね。
🎶 米米CLUB「君がいるだけで」が大ヒット。276万枚以上売れて、今聴いてもあの時代を思い出します。
🌍 世界ではユーゴスラビアが崩壊し、内戦が激化。中学生の私は「なんだか大変なことが起きている」と感じました。
あの頃、言葉にできない気持ちを抱えていた私を支えてくれたのは尾崎豊さんでした。
正しい事とされる社会。大人が生きている社会。しかしその社会が本当は正しくはないのかもしれない。
「お前はどう思う?」そんな言葉を尾崎豊さんは私に問いかけ、そして未完の哲学を残して亡くなってしまったのです。
「夢中になれるもの」との出会いは、人生を大きく変えることにもなります。
教育に携わり今思うのは、生徒たちにもそれぞれの「尾崎豊さん」が必要だということかもしれません🎧
音楽かもしれないし、スポーツかもしれないし、本や人との出会いかもしれないですね。
私たち大人の役割は、そのきっかけを作ってあげることかもしれません。
そして、生徒たちが自分の道を信じて歩けるようになれるように願うばかりです。