教室ブログ
こんにちは！磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
そして、「あいさつ」が出来ない子供がいます。何故できないのかと言うと「必要ない」と思っているからです。何故必要ないと思うのかと言うと、親が「あいさつの意味を知らない・教えられない」からです。
親の未熟さによって子供が困っているのです。「あいさつ」とは、自己表現です。「私がここにいるよ」という表現方法であり、他に認識を求める行為です。
「そんな事見たらわかるでしょ」ではないのです。見てもわからないのです。なぜなら「全員が自分の事で必死」だからです。
もちろん徳の高い人は一目見てわかります。しかし、世の大人の全員が徳が高いのかと言うとそうではありません。
「この子あいさつもできないのか」と蔑む大人もいます。または憐れむ大人も知るでしょう。「だったら教えてあげればいいじゃないですか」と思われるかもしれませんが、社会の大人はその役目を担っていません。更に言うと「出過ぎた真似をしてはいけない」という事なのです。
知っている人は知っていますし、気付いている人は気付いています。しかし、「言わない」のは言わないなりの理由があるのです。
出しゃばって「あいさつをしなさい」と言ってあげる時代は昭和の時代に終わりました。その時代は「人間関係の距離」が近くて良かった時代です。
今の令和の時代は「適切な距離感の人間関係」を築いて行かなければなりません。それが「多様性を重んじる」という事です。
あいさつが出来ない子は将来「困ればいい」という事です。一見薄情に聞こえるかもしれませんが「困らないと打開案が見つからない」という事です。いくら親切心で「あいさつをしないといけないよ」と言ったところで、現状困っていないのであれば、困らないのです。
しかし、ご家庭は違います。我が子があいさつをしなければ「親の躾けがなっていない」と思われて、親が困るのです。親が困れば子供も困ります。（そのコミュニティから疎外されてしまうからですね。）
その様にして子供は「躾」を親から学びます。
もし、子育てでお悩みの親御様は「日所五心」を徹底して躾て下さい。それだけでいいです。それさえあれば、子供は社会で処世術を学びます。社会にかわいがられ人生を謳歌する姿を近くで見られる事でしょう。
しかし、その「躾」をする側の「親」が日常五心を出来ていないとすれば、とても残念です。まずは親自身が学びましょう。別にそれが出来ていないから悪いのではありません。このような教えを「知らなかった」のは悪い事ではないのです。
もし悪いとすれば「知っているのにやらない」という事。これは悪行為に値します。悪行為によって悪い種を撒き、いずれ刈り取らなければならないのは親自身です。
子どもも同じです。「親の躾が良くなかった」ではありません。知る機会は山ほどあるはずです。幼稚園で習う内容ですからね。
なぜ「あいさつ」をしなければならないのか。なぜ「いただきます」を言うのか。箸の持ち方、食べるスピード、お掃除、帰りの会がなぜあるのか。よく考えてみて下さい。
子育てについて最後にもう一つ、必要な事があります。それは「家事手伝い」です。このお話は長くなりますので、またの機会に。
如何でしたでしょうか？この「日常五心」と言う教えについて。実は書いている私も「まだまだだな」と思うのです。
つい理性を失い感情的になって「謙虚さ」を失う時があります。つい「当たり前」に気付かず感謝しない時があるのです。
しかし、それでいいのです。人間は100歳まで生きます。10万回生まれ変わるのです。
その様な長い時間を掛けて「日常五心」を学ぶという事。その方が楽しいじゃありませんか。
トラブルを起こして問題を解決すると「達成感」があります。しかしトラブルを放置していたのでは「取り返しのつかない事態」になるのも事実です。
その様な事態になった時初めて「そうじゃなかった」ことに気付けたのであれば、今世の学びです。
完璧を目指さないでください。トヨタの「80点主義」で良いのです。行動して失敗してやり直して、また行動してトラブルに巻き込まれて次そうならないように学ぶのが人間と言う生き物なのです。
ありがとうございました。
葛城市・大和高田市の塾
個別指導 Wam 磐城駅前校
黒田 裕亮
〒639-2164 葛城市長尾275-16 川西ビル1F
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