テストは“道具”。点数は価値判断ではなく原因分析と次の一手のための指標です。単発の結果に振り回されず、プロセスと傾向を見れば、結局いちばん点が伸びます。
はじめに
「結果が出ない…」「友だちより低かった…」——点数だけを見て落ち込むほど、学習はブレやすくなります。本記事では、点数に振り回されないためのルール5と、代わりに見るべき成長指標、保護者の声かけ例をまとめました。
ルール5🖐️(一喜一憂しないために)
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点数=“記録”
子どもや自分の価値・人格の評価に使わない。 -
友だち比較は禁止
比べる相手は過去の自分。 -
喜ぶ/悔しがるのは各10分まで
必要なのは分析→行動。 -
次回に“変えること”を1つ言語化
例:計算問題は途中式を必ず書く。 -
グラフは3回の移動平均で見る
単発では判断しない。
なぜ「点数」に固執しない方がいい?
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測定には誤差:範囲・難易度・採点・体調で±数〜十数点のブレ。
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点数は遅行指標:正しい勉強→理解→定着→得点化にはタイムラグ。
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範囲と相性:その回は一部技能のみ。全体像は測れない。
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感情で学習が歪む:丸暗記・徹夜・回避など短期的で非効率な行動に。
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固定観念が強まる:「できない/できる」レッテルで挑戦が止まりやすい。
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比較の罠:偏差値・順位の追跡に時間を割くほど自分の課題への投資が減る。
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メンタル消耗:振り回されるほど集中・継続が崩れ、長期伸長が鈍化。
代わりに見る“成長指標”
■ プロセス
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集中時間:例)25分×何本できたか
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アウトプット学習比:問題演習:説明=6:4を目標
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復習の間隔:当日→3日→7日で回せた回数
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睡眠:中高生は7.5〜9時間/就寝30分前にスマホ停止
■ スキル
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単元ごとの到達度(A/B/C)
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誤答の種類:知識不足/読解ミス/計算ミス/時間配分
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前回できなかった問題、今回はできた?
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答案の質:正解に近づく思考が書けたか
■ 傾向
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直近3回の移動平均
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**単元別の“改善点1つ”**を常に更新
3回の移動平均の見方(かんたん例)
直近3回の点を 60・66・72 とします。
移動平均 = (60+66+72) ÷ 3 = 66
→ 単発の上下に惑わされず、傾向(右肩上がりか停滞か)を判断。
※グラフ化して“点”ではなく線で見るのがコツ。
保護者の声かけ例
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プロセス称賛:「解き直しがしっかりできたね」「復習サイクル守れたね」
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質問で促す:「何がうまくいった? 次は何を1つ変える?」
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時間の枠:成績の話は15分で切り上げ→行動計画へ
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NG:人格評価/他者比較/「なんでこれができないの?」
まとめ
テストは“道具”。点数は次の一手を決める材料です。
1回の結果では判断せず、プロセスと傾向を見続けることが、結局いちばん点数を伸ばし、モチベーションも守ります。
『得たい結果のために、今どんな行動が最善?』を合言葉に、感情ではなく行動で前進しましょう。
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