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2025.07.26

保護者様必見!やる気が無くなるNGワード集

【目次】


はじめに:なぜ声かけ一つでやる気が変わる?

お子様が勉強を嫌がるとき、つい強い言葉で言ってしまうことはありませんか?実はその一言が、やる気を奪っているかもしれません。

エドワード・L・デシ氏の「自己決定理論」によると、人がやる気を持つためには次の3つが大切だとされています。

  • 自律性:「自分で決めている」感覚
  • 有能感:「できる!」という自信
  • 関係性:「認められている」安心感

逆に、この3つを奪う言葉はやる気を削ぐNGワード。今回は、保護者様が気をつけたい言葉をまとめました。


NGワード①「なんでできないの?」

この言葉は、お子様の「有能感」を傷つけます。「できない自分はダメなんだ」と感じると、勉強への意欲は一気に低下します。

代わりに言いたい言葉:

「どこでつまずいたと思う?」
「一緒にできないところを探してみよう」

NGワード②「もっと頑張らなきゃダメでしょ」

頑張れという言葉自体は悪くありませんが、「ダメでしょ」が加わると、関係性を損ないます。プレッシャーを与えすぎると、やる気よりも不安が強くなってしまいます。

代わりに言いたい言葉:

「前より少し頑張れたね」
「どうしたら次はもっと良くなると思う?」

NGワード③「○○ちゃんはできてるのに」

比較はやる気を大きく削ぐ最大のNGワードです。これは自律性を奪う言葉。「他人基準で動かされている」と感じると、やる気は続きません。

代わりに言いたい言葉:

「昨日より進んだね」
「あなたのペースで大丈夫」

NGワード④「勉強しなさい!」

これは最もよくある声かけですが、強制感が強く、自律性を奪います。やる気を出すには、「自分でやる」と思える雰囲気が大切です。

代わりに言いたい言葉:

「勉強と休憩、どっちを先にする?」
「今日は何から始める?」

代わりに使いたいやる気を育てる言葉

  • 「どう思う?」 → 自分で考えるきっかけを与える
  • 「ここまでできたね!」 → 小さな達成を認める
  • 「手伝えることある?」 → 関係性を深める

デシ氏の実験からわかること

デシ氏の研究では、「外発的なプレッシャー」や「報酬」だけを意識させると、短期的には暗記系の課題で成果が出やすいものの、以下の問題が起きることが分かっています。

  • 概念理解が乏しくなる:テスト形式を意識した勉強は、“理解”より“丸暗記”に偏りがち
  • 記憶の定着が弱い:暗記中心の学習は、テストが終わると忘れやすい

一方で、自律性を尊重する声かけや、学ぶ意味を一緒に考える環境を作ると、長期的な理解や応用力が高まりやすいと報告されています。


まとめ:声かけ一つで子どもの未来が変わる

声かけ次第で、やる気は「削がれる」ことも「育つ」こともあります。

  • NGワードは自律性・有能感・関係性を奪う言葉
  • ポジティブな声かけは、子どものやる気を支える
  • 科学的にも、自律性を尊重するアプローチが効果的

お子様の「やる気スイッチ」を守るために、ぜひ今日から意識してみてください。

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