こんにちは。個別指導WAM堺市駅前校です。
今日は、1990年を思い出しながらあの頃の出来事を紹介していきたいと思います。
1990年。私は小学6年生でした。
ちょうど日本ではバブル経済が崩壊しはじめた頃だったそうです。
1989年の年末には日経平均株価が38,915円87銭という史上最高値を記録しました。
でも1990年に入ると株価は急落し、2年後には2万円を切ったんだとか。
……とはいえ、当時の私は株価なんて言われても結局理解できなかった。
「夏休みの宿題が終わらへん!」ってことの方がよっぽど深刻でした。
テレビでは、東西ドイツが統一されていく様子が繰り返し流れていました。
ベルリンの壁によじ登る人々、壁を壊す人々の姿。
「なんで、同じ国の人が壁で分けられてたんやろ?」
「社会主義?共産主義って?資本主義?民主主義?と何が違うの?」
子どもながらに疑問は浮かびましたが、
その答えが分からないまま、ただ映像を見つめていた記憶があります。
当時、赤=敵のような印象がなんとなくあった。『社会主義も共産主義もうまくいきっこないんだ』そんな一方的な印象。
あれはもしかすると、テレビや漫画などの影響だったのかもしれません。
今思えば、それも一種の「情報の壁」だったのかなと感じます。
この年、アニメ『ちびまる子ちゃん』が始まりました。
エンディング曲『おどるポンポコリン』は、子どもも大人もみんな歌える大ヒット曲!
また、『世にも奇妙な物語』もこの頃にスタート。
あのタモリさんの静かな語り口と、不気味なオープニング…。
小学6年生の私にとってもは怖かった。でもなぜか毎回見てしまう。そんな番組でした。
音楽でいえば、「たま」の『さよなら人類』はくせ強インパクト。
そして何より、KANさんの『愛は勝つ』!
あれはもう、みんなを笑顔にする教室のテーマソング状態でした。
みんなが自然と歌い出す、そんな空気感がありました。
私が人生で初めて買ったCDもこの年。永井真理子さんの『ZUTTO』です。
アニメ『YAWARA!』のオープニング『ミラクル・ガール』がとにかく人気で、
その影響で永井真理子さんを知る人も多かったと思います。
『ミラクル・ガール』も『ZUTTO』も今でもたまに聴き返す、大切な思い出の曲です。
1990年。日本が転換期を迎え、世界も変わりはじめた年なのか。
でも私にとっては、友達と遊んだり、漫画を読んだり、
日常のド真ん中を必死で生きていた時代でした。
それでも、テレビから流れる映像や音楽、ニュースが、
少しずつ私の価値観や考え方を形づくっていたように思います。
今、子どもたちもそれぞれの時代の中で、日常と世界のはざまで生きています。
そんな中で、ただ勉強を教えるだけではなく、
子どもたちの「心に残る学び」を一緒に育てていけると嬉しいです。
これからも、皆さん宜しくお願い致します。