
こんにちは!個別指導WAM堺市駅前校です。
今回は1960年代のアメリカを中心に世界中の若者に広がった「カウンターカルチャー」、
その中でも特に有名な「ヒッピー文化」について紹介します。【平和・自由・自然】ヒッピーたちが叫んだ新しい生き方とはなんだったのでしょうか?
きっかけは、アメリカが続けていたベトナム戦争。
多くの若者が兵士として戦地に送られ、命を落とし、心に傷を負いました。
そんな中で「この戦争は本当に意味があるのか?」「大人たちの言う正しさって何だ?」と疑問を持った若者たちが、社会の当たり前に反発し始めたのです。
ヒッピーたちは、ただの反抗者ではありません。
彼らには明確な思想・価値観がありました。
🕊️ No War(戦争反対):平和を第一に考える
❤️ Love & Peace:すべての人がつながり、愛と調和を大事に
🌱 自然との共生:人工的なものより自然を好み、田舎での共同生活を選ぶ
💬 物質主義の否定:お金や出世を追わず、精神的な豊かさを求める
🧘 東洋の思想への関心:インド哲学や禅に魅かれ、精神的自由を重視
「学校に行くこと」「会社で働くこと」が当たり前とされていた中で、彼らは「本当にそれが幸せなのか?」と問い直したんですね。
1969年8月、ニューヨークの田舎町で行われたウッドストック・フェスティバルには、
30万人以上の若者が集まりました。
ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、サンタナ…
そうそうたるアーティストが登場し、雨と泥の中で、愛と音楽に包まれた3日間。
これは単なる音楽イベントではなく、ヒッピーたちの価値観が爆発した瞬間でした。
アメリカのように大きなムーブメントにはなりませんでしたが、日本にも影響はありました。
🧑🎤 フォークソングやプロテストソング(岡林信康など)
✊ 学生運動(1968年~)
🧘♂️ 禅ブーム・マクロビオティック(自然食や瞑想の広まり)
🗞️ オルタナティブ雑誌やサブカル文化の台頭(「ガロ」など)
アメリカと同じように、日本の若者たちも「社会の決まりきった価値観」から外れた、
新しい生き方を模索していたのです。
カウンターカルチャーを学ぶことで、私たちはこんなことに気づきます。
✔「社会が正しい」と言っていることを、鵜呑みにしていいのか?
✔「本当に自分の生きたい人生」とは?
✔「違う考え方」を持つ人を、どう受け止めるか?
学ぶとは、「知識を得ること」だけじゃない。
自分の価値観を育てることでもあります。