
こんにちは!個別指導WAM堺市駅前校です。
今回は、社会の授業でもよく出てくる【高度経済成長】について、一緒に考えてみましょう。
第二次世界大戦で大きなダメージを受けた日本。
けれど、戦後わずか10年で戦前の経済水準を回復。1956年には「もはや戦後ではない」とまで言われるようになります。
そこから日本は年平均約10%という驚異的な経済成長を続け、1970年代初めまで「高度経済成長期」と呼ばれる時代を迎えます。
1964年の東京オリンピック・パラリンピックは、高度経済成長の象徴的な出来事でした。
・高速道路の建設
・東海道新幹線の開通
・都市インフラの整備
全国で「未来」を感じさせる変化が進み、産業も大きく発展しました。
この時代、日本の経済を引っ張ったのは「第二次産業」=製造業です。
自動車、家電、鉄鋼など、世界に誇る「メイド・イン・ジャパン」が次々と生まれました。
そして1968年、日本はGNP(国民総生産)でアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になります。
ここが一番大事なポイントです。
✅ 働く力(人口ボーナス)
✅ 技術の吸収と改良
✅ 教育レベルの高さ
✅ インフラ投資
✅ 企業努力と国の政策
いずれも欠かせませんが、本質は「みんなが未来を信じて、全力で前を向いていたこと」ではないでしょうか。
成長の裏には、深刻な問題も…。
・【公害】四大公害病(イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく)
・【都市問題】過密と過疎の格差
・【資源依存】1973年のオイルショックで経済は急ブレーキ
こうした問題が、「豊かさ」とは何かを日本に問いかけることになったのです。
今、私たちは「経済成長=幸せ」ではないと知っています。
でも、「未来を信じて努力する姿勢」は、いつの時代も大切なこと。
歴史から学ぶと、未来の見え方が変わるかも?