
こんにちは! 個別指導WAM堺市駅前校です😊 今回は、「日本の占領政策や皇民化政策」について、解説していきます!
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⚔️戦争とともに進む占領政策
日中戦争が長引き、さらに太平洋戦争へと戦線が広がる中、日本は「国全体で戦う」体制を強めていきました。 その一環として、日本が持っていた植民地、たとえば【朝鮮】や【台湾】などでも、本土と同じように人々を戦争に動員する「占領政策」が強化されていきます。
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🗣️皇民化政策とは?
「皇民化(こうみんか)政策」とは、朝鮮や台湾の人々を天皇の民=日本人として戦争に協力させるための政策です。
主な内容は以下のようなものでした:
・学校では【日本語(国語)】の使用を義務化 ・【朝鮮語や中国語】の使用は禁止 ・皇居に向かって【敬礼】することの強制 ・【教育勅語】の暗唱・奉読 ・【神社への参拝】の義務化
教育を通じて「日本人としての心」を植え付けようとした政策でした。 でもその裏には、元々の文化や言葉を否定し、統一された日本化を強要する姿勢がありました。
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🧑✈️徴兵と徴用
戦局が悪化してくると、日本はさらに朝鮮や台湾の人々にも【徴兵】を始めました。 つまり、自分の意思に関係なく軍隊に入れられ、戦場へ送られたのです。
また、日本国内での労働力が足りなくなると、【朝鮮人や中国人】が【徴用】されました。 彼らは日本各地の炭鉱や鉱山、工場などに送り込まれ、 ・劣悪な環境 ・長時間労働 ・極端に低い賃金 で働かされました。
自由はなく、命の危険もある過酷な毎日。 これも「戦争の影」のひとつです。
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🧱改名の強制「創氏改名(そうしかいめい)」
皇民化政策の一環として、朝鮮では「日本風の名前を名乗らせる」制度もありました。 これを「創氏改名」と言い、自分たちの姓(名字)を日本風に変えさせる政策です。
名前はアイデンティティ。 それを奪われたことに、深い悲しみと怒りを覚えた人たちも少なくありませんでした。
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📌戦争が生んだもうひとつの戦場
戦争は爆弾や銃だけでなく、「教育」や「言葉」「名前」「働く場所」までも巻き込んでいきました。 それは、銃撃や爆弾で人を傷つけるわkではないけれども、深く、長く人々を傷つける、もうひとつの戦場だったのです。
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✏️違いを認めること、それが平和の一歩
戦争中、日本は占領地の人々に「日本人になれ」と言い、文化や言葉、自由を奪いました。
今の私たちにできるのは、 「人それぞれの考え方・背景・言葉を認め合うこと」。
それが、平和を守る第一歩だと、歴史は教えてくれています。
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📍次回予告!
次は「学徒出陣」についてお届けします。 防空壕・学童疎開・空襲……戦争が町と家族に迫った日々とは?