こんばんは。
筑紫校 滝です。
みなさん、ゴールデンウィークはどう過ごしましたか?ガソリンがとても高い上に外食の値段も上がっているため、今年も「おうちで過ごす」G.Wが一番多いそうです。
天神にONEビルもオープンしましたし、近場でも楽しい場所は増えているようですよ~。
中3生の方は体験したと思いますが、全国学力調査の理科が今年度はCBTで実施されました。
CBTとはComputer Based Testing「コンピュータ上で実施される試験」の略で、問題配布・提示・解答入力・採点作業などがすべてコンピュータ上で行われる試験方式です。
去年は英語のスピーキングのみ実施されましたが、英語の点数には反映されませんでした。しかし今年度の理科はきちんと点数として反映されます。
問題が紙からデジタルに変わっただけでも戸惑ってしまいそうですが、問題内容も動画を見て答える問題があったりして紙の試験とは違う形態の問題が出題されていました。
さらに回答方法も択一問題だけでなく、入力問題もありました。
入力については、画面キーボードをフリック形式にすればスマホと同じなので入力しやすいですが、やはりキーボード入力の方が早いです。
テストなので制限時間がありますし、入力に時間がかかるのはもったいないです。タイピングサイトでは漢字変換のタイミングが身に付きませんので、教科書本文の入力練習などがオススメです。
このCBTを実施するメリットは、必要な問題・回答用紙の印刷・配送・配布・回収といった用紙の管理が一切不要で業務効率化が実現可能となること、
人の手による採点もなくなるため、採点する人員が不要になり、採点ミスがなくなること、があります。
また、デメリットはインターネット回線のトラブルやシステムトラブルでテストが中断したり受けられなかったりする可能性があることです。
ネットワーク回線については、学校回線の状況によるので自分ではどうにもできません。だいたいの回線トラブルは再起動なりページの更新をすれば解消できます。
普段の試験と同じく、トラブルが起きたら動じず先生を呼びましょう。
タブレット上で問題を見て回答を入力する試験ですから、カンニングできるのでは?と思いませんか?
実はCBTでは、プールされたたくさんの問題の中から受験者ごとにランダムに問題が出題されるため、他の受験者から問題番号とその回答番号を聞いて回答することができません。
同じ部屋でCBTのテストを受けていても、一斉に同じ問題を解いているわけではないのです。
また他のページで検索画面を開けないように常に全画面表示で受けるようになっています。対策ばっちりなのです(笑)。
2027年の全国学力調査では小学校の試験もCBTで実施される予定です。今後試験の方法が変わっていくことを皆さんも知っておきましょう。