教室ブログ

2024.03.07

2024 北海道公立高校入試を見る 【国語】

こんにちは!

Wam北郷校です(^▽^)/

 

今日は、3月5日に行われた北海道公立高校入試の国語を簡単にレビューしたいと思います。

 

大問1

漢字はそこまで難しいものは出なかったですね。

俳句の問題は、「季語」についての理解を問う問題。擬態語についての問題。

「役不足」という言葉の使い方に関する問題。(大人でも間違って使っちゃう言葉ランキング上位ですね…汗)

大問1の配点は25点。漢字が減った分、昨年・一昨年よりも配点が小さくなりました。

ちなみに、俳句は2014年に出て以来なので、ノーマークの受験生もいたかも…

国語の基礎的な事項に関して、幅広く聞かれた印象でした。

電話でのやり取りではなく、会話形式の問題も出たので時間がかかってしまった受験生もいるかもしれませんね…

 

大問2

配点はここ2年と同様で40点。物語文からの出題。

去年は説明文でしたが、今年は物語文が帰ってきました。

もしかしたら、隔年で交互に説明文と物語文を出題するのかもしれませんね。

やや古いタイプの文章(江戸時代が背景)でしたが、読みやすいですし、事件とオチがはっきりしていたので、理解できれば読解にそこまで時間はかからなかったかもしれません。

ちょっとした古文の背景知識を問う問題(干支と時間帯)もあり、戸惑った生徒もいたようです。

昨年に続いて、身近な例or自身の経験を交えて記述する問題が出ました。

問3と問7が若干クセ強めな印象を受けました。

考えればドツボにはまる問題ですね。ここで時間を使いすぎて、後半がきつくなった受験生が多いかと思います。

 

大問3

出典が「蒙求」となっています。昨年より配点が増えています。

<蒙求について>

伝統的な中国の初学者向け教科書で、古人の逸話を集めて韻文で並べた故事集です。

日本でも平安時代以来長きにわたり読まれた書物です。

現在でも広く知られる「蛍雪の功」や「漱石枕流」などの故事は蒙求によって学ばれることが多いものとなっています。

つまり、今回の文章は漢文を書き下し文からの出題だったのです。

いわゆる古文の文章とはテイストが異なる文章だったので、漢文までしっかりと学習を進めていないと読みづらさを感じたかもしれません。

<現代語訳>

伯牙は上手に琴を弾き、鍾子期はそれをよく聞いた。伯牙が琴を弾いて、高い山を心に思い浮かべた。鍾子期が言うには、「いいなぁ、高くそびえる泰山のようだ」と。②>伯牙が琴を弾き、流れる水を心に思い浮かべた。鍾子期が言うには、「いいなぁ、広々として江河のようだ」と。伯牙が思い浮かべたことを、鍾子期は必ず理解した。

「呂氏春秋」に書かれていることには、鍾子期が亡くなり、伯牙は琴を壊し弦を切って、生涯二度と琴を弾かなかった。(伯牙が)思ったことには、その人のために(琴を)弾く価値があるだけの人がもういなくなってしまった、と。

<設問について>

文章全体の流れを分かっていないと解けない問題が多く、簡単ではなかったです。

差がつく大問になった可能性が高いです。

 

大問4

学校祭で企画展をおこなうために作成したチラシとその参考にしたウェブページに関する問題。

ここ2年の入試と比較し、配点が2点多い大問となりました。

チラシの表現の工夫、企画展の紹介文の並びかえ、条件を踏まえたうえでの作品の紹介、自分が感じたことや考えたことを記述する問題という構成。

特に問4の問題は、最後の問題にして条件作文の問題だったので、時間不足になった受験生は多いでしょう。

こだわりすぎるとドツボにはまる問題の一つですね。

 

ひとまず、こんな感じでしょうか…

もう少し、時間をかけて解いてみます♪

 

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