教室ブログ

2022.06.10

【便利】

こんにちは。Wam河北校です。本日は憎たらしい程の快晴で、背中がじっとりと汗ばむ暑さでしたね。本日、

日中は気まぐれに合い間で突風も吹く感じでしたが、やはり暑さには勝てないですね(笑)最近、訳有ってあち

らこちらの住宅地を歩き通しております。和歌山の人口は経年減少していると言われているにも拘らず、裸一

貫、身一つで遊歩しているからかも知れませんが、その様な事を感じさせない位、住宅の数がこれ見よがしに多

い事だと感じます。車や原付等、移動を「便利」する手段から離れて、自分の足で歩いて景色を見てみると、

「同じ地域」でも抽象的ですが「こんな所があったのか?」と感心する事もちょこちょことありました。高層ビ

ルから開けた壮観な眺めを見る事は心が洗われる(現れる)でしょうが、反面、その景色からは観られない小さ

く細かな景色は、自分の目と足を使わないと中々観られないな、とつくづく思った次第です。

「景色」と「景色」、「道」と「道」とが繋がると、個人的には一つの「発見」で、「別のルート」を考えられ

るちょっとした「便利さ」を感じる事があります。過去に東西の「梅田」の「景色」と「道」が繋がった事が思

い返された次第です(笑)でも、「歩く」と言う動作は、歩数に比例して肉体的な疲労も感じてきますから、

「面倒臭い」と言う気持ちが先行してもおかしくないかとは思われます。あまつさえ、現在においては車や原

付、電車等、肉体に負担をかけない「便利」な乗り物が普通に有りますから、「どうしても致し方ない」と言う

場合を除いても、つい「便利」な物を選んでしまう事は、何らかの考えや根拠が有っての場合も考えられるでし

ょうね。

その「便利」な乗り物に乗った状態の中で、自分の体一つのみであれば更に深奥に入っていける事が分かってい

るのに、乗じてその「方法」に踏み切れるか?ここが人それぞれの「分かれ道」の様に思われます。耳掃除に例

えると、竹の耳かきの様な程良く先が細くて硬い物であれば外耳道にへばりついた耳垢は取れるが、綿棒の様に

先が丸くて柔らかいと取れない、もっと言えば、耳の穴の直径より大きな物は外耳道に入ってさえいけない様な

物かと思います。当たり前ですが(笑)以前のブログで、昔の「便利」は今の「不便」、今の「便利」は未来の

「不便」と言う様な表現をしたかと思います。

(した、と思うのですが・・・(汗))「おはようからおやすみまでの科学」と言う作品に触れました。実は今

日の朝に(笑)。前半は洗濯機の仕組みの歴史、後半は電話や電車を引き合いに出した文明進化を経るごとの

「便利さの格下げ傾向」について述べられて居ました。洗い・すすぎ・脱水を2つの層で手分けして行う二層式

洗濯機は最早「過去」の物で、今は一連の流れを一遍一層で行ってくれる全自動洗濯機が当たり前ですね。年が

ばれそうですが、私の世代で、ギリギリかも知れません(汗)機能変更の為にいちいち洗濯物を移動させる必要

も有りませんし、水量の調整も行ってくれますから、今現在の全自動は確かに「便利」ですね。また、「新しい

物」が生まれる度に、経年と共に「新しい物」は「普通の物」になり、「次」の「新しい物」は「便利」にな

り、「普通の物」になった「過去」の「新しい物」は精神的な意味で「不便」に「格下げ」されると言う風潮

は、「新しい物」が何故(なにゆえ)に生まれ続けて居るのか?と言う「便利さ」本来の意味合いがないがしろ

にされて居る様な危機感を個人的に感じます。全部、「自動化」「機会化」すればどんなに楽だろうな・・・、

と言う願望を持たれた方は少なくないかもしれませんし、私自身もそう思いかけた1人です(汗)。ですが、一

つの「盲点」として、「相手」に「自分」のする事を任せてしまうと言う事は、既に色々な方が指摘されていま

すが、「自分」で「どうすれば良いか」「考える機会」を自分で奪ってしまう事になる「危険性」を孕んでいる

様に感じます。正に「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」状態でしょうか?「原始的」で「不便な」方法を少

し使えば、「細やかな」問題が解決出来る事があるであろうに、それを使う判断を自然に行えるかどうかの分岐は、今の「便

利」さに依存していないか次第で、その依存度を図る指標になるかもしれません。自分は間違いなく「便利」の

ど真ん中に居るはずなのに、何故かそれしか方法が無い、思いつかない、その様な状況は「本末転倒」ですね。

足腰の運動はやはり大事だとつくづく思う次第です。「機会」を「機械」に奪われぬ様、久方ぶりに申すのです

が、「機械」で遊ぶのではなく、「機械」に遊ばれて居ないでしょうか?(笑)暑い日が続いて参りましたの

で、熱中症や脱水症状等、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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