教室ブログ

2022.06.03

【省略語】

 こんにちは。Wam河北校です。6月に入りました!ここ数日の日中の暑さが本格的になって参った気が致します。毎年の如く、車

中がセミサウナ状態で、方々での熱中症・脱水状態には特に気を付ける必要がある時期になって来ていますね。近畿地方の今年の梅

雨入りが間もなくと言われておりますから、この暑さは勝手な解釈ですが、季節風の「前触れ」でしょうか?(笑)さて、今日の話

題ですが、「省略語」についてです。至る所にて、飛び交い、使われていると思います。皆さんはどのような「省略語」が思い浮か

びますでしょうか?言い換えれば、「省略語」である事を知らずに使っていた、また言い換えれば、意味や語源をどこまで知ってい

るか?の個人差で「理解」「認識」の違いが出る、と言う事も珍しくない様にも私自身思えます。言葉の「使用者」がその言葉の

「意味」を知らないが故に「別の表現」が出来ずに相手に理解されない、と言うケースもあるでしょう。反実仮想的な教訓で申せば

「別の表現」が出来れば、相手に伝わっていたのではないか?と言う事かと思います。例えば、「ソフドリ」って何の「省略語」で

しょうか?先に申すと「ソフトドリンク」の事です。では、「ソフトドリンク」の「ソフト」とは何を意味するのでしょうか?「柔

らかい」と言う意味が真っ先に来られた方は、例えば「ソフトクリーム🍦」の「ソフト」や、衣服・布団・皮膚等の肌触り感、もし

かすればそれ以外の物を連想された方も居るでしょうか?塾勤めの私が感心したと申すとまずいかとは思われますが(汗)、この

「soft」と言う「言葉」は「drink=飲み物」に宛がった場合は「アルコールを含まない」と言う意味になる、と言う前置きを述べて

おきます。とある方が、会話相手に対して「ソフドリ」と言う言葉を繰り返し言うのです。ここで一つの「分岐」が起きます。単純

に申せば「ソフトドリンク」と即座に解釈出来て対応出来る人、「ソフトドリンク」と解釈出来ずに「ソフドリ?」と聞き返す人の

2つでしょうか?更に「分岐」するならば、言葉の受け手が「ソフトドリンク」と解釈出来なかった場合、「発話者」がどういう対

応を取るのか?と言う所がポイントだと言う所です。ここで「分岐」の仕手(して)(分岐させるべき人間)が交代する訳です。交

代させないと会話が進まないのです。しかし「発話者」は「ソフドリ」としか「表現出来ない」のです。ですから、「発話者」の]

「イライラ」は募る一方・・・だとよろしく無いとは思います(笑)。意地悪ではないですが、これはどちらに「非」が有るのでし

ょうか?恐らくどちらにもあるし、どちらにもないと思います。「ソフドリ」の「正式名称」もしくは「ソフトドリンク」と言う言

葉自体を知らなかったからか?「ソフトドリンク」の「別の伝える術」を知らなかったからなのか?はたまた、「この場合」の「ソ

フト」の「意味」を知らなかった故に起きた行き違いなのか?私からすると、どの場合にも捉えられるのですね。言葉の「意味」や

「由来」をわざわざ遡って理解しておく義務はそもそも無いのは当然なのですが、感想としてやはり「自分基準」の「物言い」が常

に通じる訳ではないのだな、と感じるエピソードでした。「略語」は会話を円滑に進める為の一つの「技法」だと思います。例えば

SDGsなんて、私も省略せずにいちいち正式名称を言ってられません(笑)省略してしまうと、本来の文字にしろ、発音にしろ「目

に見える言葉の形」が、明らかに影を潜めてしまいます。出来れば「初めから正式な言葉」として触れておかないと、根本的に持っ

ておくべきその「意味」や「由来」を遡りにくくなると思うのです。言い換えると、理解しないまま「一過性の流行」の様に「濫

用」してしまっている様な状態が「危険」だと感じます。「自分基準」の物言いが通じないのであれば、伝わる「別の表現」を「引

き出し」にしまっておくのが必要でしょうし、片やこの人は何を言おうとしているのだろうか?と言う聞き方の「引き出し」を持っ

て置くのも必要なのではないでしょうか?表現の方法を幾通りか貯めておく事も、お互いの意思疎通の照準を合わせる為に必要なの

ではないでしょうか?「正式名称」を意識して「省略語」を遣う事は、「適材適所な表現の仕方」をどれだけ持てるか否かの分水嶺

になるのだろうと思います。「省略語」が「記号」の様な「形骸物」として遣われたまま、「正式名称」が置き去りになっている様

相は、最早本末転倒で「言葉」の存在自体、意味が無くなってしまう気がするのは、私だけでしょうか?(笑)「省略語」のみに限

らず、「親疎の会話」にも置き換えられるか?とも思います。(蒸し)暑い日が増えてくるかと思いますので、体調には充分に気を

付けて下さい。

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