教室ブログ

2021.06.11

知識を吸収することに喜びを感じる秘訣

こんにちは。個別指導Wam香川です。

 

「今まで分からなかったことが分かるようになる」

「知らなっかたものを知ることができる」

これらの行為には喜びを感じる人がほとんどではないでしょうか。

 

最近の私でいうと、上司からタイヤの空気圧について、「これくらいの数値になるように定期的に確認しておいた方がいいよ。」と言われ、空気圧を確認することのメリットをたくさん知ることができ、「知っててよかった」と思いました。

誰かにとっては当たり前に知っているようなことでも、新たに知識が身につく瞬間はわくわくします。

 

学生のみなさんであれば学校で毎日新しいことを習っていますよね。学校での授業のことを考えると一日のうちの約四分の一にあたる時間を知識の吸収の時間に費やしていることになります。

しかし、勉強は好きではないと感じている人は多いです。知識の吸収という点では変わりないのですが一体勉強になるとなぜ毛嫌いするようになるのでしょうか。

その理由は幼少期からの子どもの発達を考えれば分かります。

 

幼少期のころは純粋に知識の吸収が楽しかったはずです。気になったことは何でも周りの人に聞いていましたよね(心理学上ではこの時期のことを質問期と表現します)。

「ねえねえ、あれって何?」

「これってどういうこのなの?」

質問された側はその子に丁寧に、そして分かるように答えてくれます。時には一緒に考えてあげたりもしたのではないでしょうか。

 

 

 

「あれはね、○〇だよ。」

「んーとね、ここがこうなっているからこうなるんだよ。」

「一緒に調べてみようか。」

解決すると子どもは満面の笑みを浮かべ、「わかった!」と言います。

質問期での知識とは「自分が気になったこと」が中心になっています。ですので、意欲的に解決しようという気持ちになりますし、どんどん知識を吸収していきます(知識の範囲は人によって変わってはきますが)。

しかし、義務教育が始まり、学校に通うようになると知識の吸収の大半が「勉強」という形で体現されてしまうようになります。正確に言えば体現されていると“錯覚”してしまいます。習わなければならない内容もある程度決まっているので、当たり前のことですが人によって得手不得手、興味のあるなしなどが生じてきます。

つまり、勉強での知識の吸収は自分が気になったこと以外のことも含まれるのです。しかもそれをある意味で強制されてしまうことになってしまいます。

知識の吸収が能動的なものから受動的なものに変わってしまうのです。

私は根っからの理系なので数学と理科は大好きだったのですが、国語が大の苦手でした。授業中の姿勢も、日々の勉強も明らかに数学や理科だけをやっていました。終いには苦手な国語を“捨てる”という暴挙に出ました。

 

大学まで進めば、ある程度自分の興味がある分野だけの勉強をすることができますが、小中高校を通して感じる「勉強は大変だ」という印象をなかなかぬぐい切れない人もいるのではないでしょうか。

これは日本の現行の教育システム上仕方がないことです。大半の人が感じることです。何がいい悪いとかいう話ではありません。

そんな中でも、学びは楽しいものだということを少しでも感じられるようになればいいですよね。

その秘訣は「得た知識を他人に教えること」だと私は思います。

例えば昨日テレビを見てて初めて知ったことや、家族で夜ご飯に行って美味しかったお店があったりしたら誰かに話したくなりますよね。

人間は得た知識を誰かと共有することに喜びを感じます。

これだけSNSが普及したのも「自分が得た情報を発信したい」という人間が持つ普遍的な気持ちが容易に実現できるからではないでしょうか。

これを勉強にも取り入れてみてください。

学校の授業で習って得た新しい公式や知識を身近な人に伝えるようにしてみましょう。伝える相手は友人か保護者がベストだと思います。

これを見てくれていて学生のお子さんがいらっしゃる保護者の方、毎日10分でいいので「今日は何を勉強したの。」と問いかけて、子どもがアウトプットする機会を作ってみてください。

すると意外と子どもは話しだします。

「これとこれとこれを習ってね、こうすれば問題が解けるって今日知った!」

と塾生に聞けば学年関係なく詳しく話してくれます。苦手な教科だったとしてもです。話しているときの表情は勉強しているときよりも活き活きとしているように感じます。

思春期に差し掛かる中学生や高校生で親子間でのコミュニケーションがなかなかスムーズにいかない場合は友人同士で知識の伝達を行うことを勧めてみてください。

 

知識をアウトプットすること、それは知識を吸収することに喜びを感じるようになるだけではなく知識の定着にも大いに役立ちます。

アメリカにある国立訓練研究所が発表している公式の研究結果によると学習活動と知識の保持率は次のようになっています。

講義を聞く・・・5%

読書をする・・・・10%

視聴覚体験・・・20%

実演説明・・・30%

グループディスカッション・・・50%

学んだことを実践する・・・75%

他者に教える・・・90%

いかにアウトプットが有効かわかると思います。詳しく知りたい方は「ラーニングピラミッド」で調べてみてください。

学びは勉強という括りだけに収まるものではなく、人生を通して行っていくものです。

早速明日から実践してみてくださいね。

 

 

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