教室ブログ

2021.05.27

vol.9:子供の価値観を決める?保護者の価値観

現在ある仕事の約半分が機械に奪われる。そんな記事を皆さんも目にされたことがあるはずです。

英のオックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授がAIなどの技術が飛躍的な進歩を遂げたことにより、私たち人間の生活にもたらす影響が大きく変わっています。特に、仕事や雇用に関してコンピューター化が人間の生活にもたらし、職業がコンピューターに奪われてしまう恐れがあるというものです。日本国内の調査でも10年~15年後には49%の労働人口が機械に代わる可能性が高いという結論に至っています。

 

時代背景が大きく変化し、未成年の子どもを持っている親にとって、過去の自分自身が経験してきたことだけでは理解されないこともあります。
子どもを育てるにおいて世間では様々な教育方法があります。親という立場であれば子育てについて夫婦や両親、そして子どもたちとも向き合ってこられたと思います。子育てに「上手い、下手」があるとすれば子どもと向き合う姿勢、いわゆる価値観で変わるのではないでしょうか。

 

両親が持っている価値観を『家族価値』と言います。家族価値とは、心理学者アドラーが提唱している概念で、家族が共有している価値観のことです。子育てで例えるならば、「学歴がすべて」「勤勉が第一」「結局はお金がすべて」などさまざまあります。

ただ、子どもは家族価値を無視することができず、多くの場合子どもは家族価値をそのまま自分の価値として取り込むか、もしくはその逆に反抗をする可能性もあります。
子どもにとっての家族価値とは両親の押し付けになるケースもあります。

 

例えば、高い学費を払って大学に入学させてくれたとします。子供のために惜しみなくお金を使うことに愛情を感じますが、押し付けがましい親は「高い学費払ったからだ良いとことに就職してよ」とか「老後はきちんと面倒みてよ」とか、講師として力を貸してくれている大学生から、ここ最近でも耳にしたことです。「感謝の気持が一瞬でなくなってしまいました。」と言っていました。

 

冗談でも見返りを求めるような、発言「あなたの為に○○してあげているのだから!」なんて思ってしまう時点で子どもを自分より下だと思っている証拠です。

子どもは大人に見下されているとすぐに気がつきます。皆さんも思い出してみて下さい。
ご自身が小中学校の時、両親はもちろん先生や他の大人たちが、見下している時、やる気のない授業をしている時、面倒くさそうに注意している時、私は口にはしませんでしたが、気付いていました。子どもは口にしないだけで、よく見ています。見て見ぬふりをしている大人に「自分の言ったこと、したことは絶対に役にたっている」という恩着せがましい態度をとっているとわかります。だから、指摘されても子どもは意見を変える気がまったくありません。

 

正直、私の両親がそうでした。もちろん両親には感謝をしていますが、特に母親からは『価値観』の押し付けを感じていました。どんな相談をしても何かあれば「○○してれば大丈夫。」と同じことばかりで、いつからか母に相談することは少なくなりました。

 

そんなわたくしも2人の子どもを持つ親として『価値観』の押し付けになってるのではと反省する日々です。しかし「子どもの力を信じて伸ばす親」にそしてどんな時代が来ようとも、踏ん張って進んでいける子どもを育てなければならないと思います。

 

最初に述べたように目まぐるしく変化する時代です。職業の変化だけでなく教育や家庭をとりまく環境が不透明な世の中で、必要なのは「子どもの個性」です。ただ「環境」だけは親の協力が必要になります。この場合の「環境」は学校、習い事、塾、友人関係など、我が子が接するあらゆる場所です。

 

存在を認めてもらえ、なおかつ長所を伸ばしてもらえる「環境」に子どもを置いてあげることが子育てには何より必要なことです。
「ちょっとした子どもへの働きかけ」があるかないかで子どもはかわります。

 

子どもは、もちろん親から生まれてきます。しかし、子どもは一人の人間であり、一人ひとり個性があります。親とは違うことに興味を持ったり、違う道を進みたいと言い出すこともあるはずです。

そういった時は、子どもを信頼して、歩ませましょう。子どもの人生は、子ども自身が責任を持てばいいのです。

 

人間は誰しも、自分の人生に責任を持たなければいけません。責任をもつからこそ、自立し、成長していけるのです。

 

私が好きな言葉に、こんなものがあります。
天才とは、蝶を追っていつのまにか山頂に登っている少年である。

~ジョン・スタインベック(アメリカの作家)~

 

天才とは、一握りの人間だけのことを指すのではありません。
天才とは、「自分が熱中できるものを見つけ、夢中で取り組んでいる内に、才能を開花させてしまう人」のことです。
そういった意味で、誰でも天才なのです。
子どもは、成長する力があって、すでに全てを持っているのです。
大人は、その子の個性・興味を観察して、それを伸ばせるようにサポートする。
これが、真の意味での教育なんだと感じます。

 

 

 

 

【Wam香川=Instagramやっています】

インスタグラムで香川県内の各教室内部のより詳しい活動内容を、リアルタイムで皆さんにお届けしております。

ぜびチェックしてください!

Wamインスタのアカウントはこちらから

この記事をシェア

教室検索

  • 郵便番号で探す
  • 市区町村名・教室名で探す

すべて無料!
丁寧にサポートさせていただきます!

お急ぎの方はこちら! 電話でもお伺いいたします!

フリーダイヤル(受付時間10:00~22:00) フリーダイヤル® 0120-20-7733