教室ブログ

2021.02.26

【共通項】

こんにちは。Wam四箇郷校です。2月も間もなく「過ぎ」て、来週からは3月ですね。高校においては、卒業式かとは思わ

 

れますが、昨年からして、「違った」物になりそうでしょうか?新年度まであと1ヶ月少しですが、いよいよ中学校の教科書

 

が正式改訂になります。個人的には、和歌山市の、「改訂」された国語の教科書がさらに「採択変更」になる為、2重に世界

 

観が変わるのであろうか?と言った「心持ち」ではあります。2重に世界観が変わったとしても、残される作品が有れば、逆

 

に時代の流れによって「過去の作品」となってしまう物も有る事は、少し名残惜しいですが、それも時代の流れに合わされた

 

物かもしれませんから、新しい作品の新しい言葉に触れる機会を持てる事は、それはそれで「心待ち」すべき事でしょうね。

 

大小有れど、違う時代同士の作品にも拘わらず、ずっと長い間残されている作品を、「普遍的」な物として、新しく「往っ

 

て」いずれ「過ぎて」行く作品を「流動的」な作品として見て比較してみて、その中で自分なりの「共通項」を見つけ出すこ

 

とが出来れば、人の「元本的」な物として必要な物の一端、ヒントが貰えるのではないかと思います。月並みですが、普遍的

 

な存在としては、過去の人の生き様・考え方・自然観・死生観などに触れられる「古典」「古文」がやはりそうでしょうね。

 

いわゆる近現代物になれば、その時代にしか存在しない「物」や「言葉」が出てくるでしょうから、良くも悪くも、想像出来

 

得る範囲が「限定的」になってしまうのは否めませんが、反面、昨今の時代であるからこそ展開の表現を広げられる場面もあ

 

るのですから、例えば、「今」の基準で少し苛立ちを覚えながら「昔」の作品を見ている姿は、逆もそうでしょうが、なんと

 

も「滑稽」なのですよね(笑)。でも、「限定」もされず、時代の隔たりによる「擦れ違い」もなく、「今」と「昔」で見て

 

くれは違うが内実的には同じ様な行動や方法を取っている場面に遭遇すると、今の時代を否定する訳では無いですが、どの時

 

代でも結局最後に残る物、大げさな表現をすれば人として、または人間生活においての「本質」を見ている様な気にもなりま

 

す。勝手ではありますがその「共通項」を見つける度に良くも悪くもですが「良かった・・・」と言う感じですね。私自身

 

も、「今」の時代にすっかり馴染んだ行動が刷り込まれてしまっていますから、大きな事は言えないのですが、「漢字」等、

 

字を「自分で書く」習慣は時折、改めて付けて置かないといけないと、「まずいな・・・」と思った次第です。私だけかもし

 

れませんが「調べた」だけでは「手」が「反射的」に動かないのです。やはり「手」を「動かさない」と「記憶」と「行動」

 

が残らないだろうか・・・?と思った次第です。「言葉」も見たり読んだりするだけではなく、「声に出して」「使わない」

 

と「自分の言葉」にならないのだろうなと言う、ここ数年思った事に似た所感でした。あと、これも個人勝手な想像ですが、

 

今の時代の産物の力が「通用」しない出来事が起こった時に、いつの時代でも「通用」する物を一つでも多く「共有」出来る

 

様にしておく必要性は、どちらかと言えば多く「一助」の上の「便利」に順応している今現在、特に有るのでは無いかと思い

 

ます。例えば、大地震が起こった際、電波状況の遮断を想定して、事前に友人達とお互いの消息を確認する際、避難場所とし

 

て「どこで落ち合おうか?」とやり取りした時、「学校」と、挙がった事はないでしょうか?私からすると、やっぱり学校な

 

のですよね。特に「中学校」。と、例えば旧友と言う「人」とのコミュニケーションによる、学校と言う「共通項」の共有

 

はどの時代にでも有る、言うよりは、独りよがりですが、どの時代にでも存在していて欲しいと思う次第です。・・・とすみ

 

ません。国語の教科書のお話についてだったのですが、かなり本題から逸れてしまったので、翌週以降改めます(汗)。国公

 

立大学は二次試験が開始し、高校入試は昨日倍率が発表されました。手洗いうがいを励行し、体調にはくれぐれも気を付けて

 

下さい。

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