教室ブログ

2020.09.03

数学、文字式の文章題を間違える理由

こんにちは。個別指導Wam 黒原校 亀谷です。

 

中学生の数学を教えていると、よくこんな間違いを見かけます。

 

【問題】

よこの長さが、たての長さより3cm長い長方形がある。周の長さが21cmであるとき、たての長さをxcmとして、方程式を作りなさい。

 

【誤回答】

3x=21

x=7

 

出てきた数字と文字をとりあえず並べただけで、

計算の手順を考えていません。

 

正しくはこうです。

 

【解説】

立てるべき式は、

「周の長さが21cmである。」の部分。

 

(周の長さ)=21

  ↑「が」を「=」にしました。数学が苦手な子は、

   どの部分をどう式にするのか、というところから

   つまずいています。

こうやってゴールを定めてから、中身を埋めていきます。

 

さて、長方形の周の長さは、

たて✕2 + よこ✕2 ですね。

(または、たて+よこ+たて+よこ)

 

今回、たての長さは x cm、よこの長さは x + 3 cm (3xではない!)

ですから、周の長さは、

x ✕ 2  +  ( x + 3 ) ✕ 2

となります。

 

なに算をするのかわかってから、ルールにそって整理します。

(文字式とかけ算をする時、「✕」は省略するなど)

2 x + 2 ( x + 3 )

 

この周の長さが 21cm ということなので、

2 x + 2 ( x + 3 ) = 21

 

これが、問われている方程式です。

 

以上、数学が苦手な子がやりがちなミスについての解説でした。

 

文章題では、

・どこを式にしたらいいか考える。

・なに算をするのか考える。

を意識してください。

 

しっかり読んで考えたら、難しいことはありません。

 

個別指導Wam 黒原校では、基礎から指導しています。

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