教室ブログ

2019.08.09

「バスに乗って」

こんにちは。Wam西浜校です。爽快な青空がここ数日広がっておりますが、台風到来是か非かでお盆のお天気模様は正に微

 

妙な所の様です。さて、そのお盆休みが近づいて来ておりますが、皆さんはどの様に過ごされる予定でしょうか?私の方は、

 

まだ何も考えられておりませんが、内何日か位は外へ出かけてみようかとも思っています。その際は、公共の乗り物、電車・

 

地下鉄等を使いながら、徒歩もそこそこあるので、ちょっとしたウォーキングでもあったりします。公共の乗り物に関してな

 

のですが、国語の教材で重松清さんの「バスに乗って」と言う教材を扱いました。「短い」小説なのですが個人的に、「長

 

い」テーマになる位共感が持て得る物だと思います。主人公は小学5年生の男の子です。退院時期が見えないお母さんのお見

 

舞いに、バスの回数券を使いながら毎日通う(恐らく)健気な少年です。道中、過去の数度の応対のされかたのせいで、常に

 

苦手意識が絶えなかったバスの運転手の「河野さん」の「優しさ」に触れてから、「誤解」が解け、河野さん(バスの運転

 

手)の立場に立って物を考える様になった、と言う様なお話なのですが、ちょっと凝縮しすぎたかも知れません・・・。河野

 

さん、文面からしても対応はすごくぶっきらぼうで感情的な様に思われるのですが・・・、言っている事はあながち間違っ

 

て・・・いないんですね。「整理券の番号を見える様にしておく」(運賃をきちんと入れているか分からないから)「回数券

 

は大人用子供用どちらで何枚欲しいのか」(他の並んでいるお客さんを待たせない様に、速やかに相手に伝わる「言い方」を

 

考える)、「通路を歩くのはバスが止まってから」(運転中の揺れ等による怪我や他のお客さんとのトラブルを防ぐ為)な

 

ど、マナー的な事が作中で語られています。また、前述の「優しさ」については、少年の、「回数券を使うと、また回数券を

 

買わなければならないから、お母さんの退院時期が延びてしまう」という実情を知った河野さんが、黙って運賃箱に自腹を

 

切ったと言う行為です。「次のお客さんが待ってるから早く降りて」と言う対応は「いつも通り」でしたが。回数券について

 

の考えは、少年の一種の「願掛け」の様な物でしょうか?この様な「やり取り」自体は、そうそう無いとは思うのですが、電

 

車もバスも「一日のスケジュール」と言う物が有りますから、皆が「予定通り」に、と言う事については、日常生活に共通す

 

る物が有る、と感じた作品でした。教室の方も8/13(火)~8/16(金)まで休講期間を頂戴致します。お出かけされる方も

 

そうでない方も、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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