教室ブログ

2016.02.29

国語の教え方

こんばんは。
Wam日進校の上野山です。

公立高校の入学試験日まで、いよいよあと10日となりました。
マラソンで言うなら、外周を終え競技場のトラックをあと1周と
いったところでしょうか。あともう少し。がんばれっ!

さて今日は、国語の教え方について書きたいと思います。
中でも現代文。
正直、私自身も現代文だけはちょっと教えあぐねていたところ
がありました。
最近では講師と指導方法について意見交換したり、知恵を出し
あったりして何かいい教え方はないかなと考えていました。
授業中の生徒からは、「先生!答えが見つからない!」という
声がよく聞こえてきます。まさにこれがヒントで、そして行き着いた
ところはまず、「文章中に必ず答えがある。必ず根拠がある。」
という法則を定着させようということです。
では次に答えを見つけにいく方法です。
今までは、長い長い文章を最初から最後まで読んで設問に答え
させていました。が、この解き方をひとまずやめることにしました。
ではどうするかです。それは文章をバラバラにすることです。
具体的には、
 1.段落ごとに要約させる。
   (何が書いてあったかを書かせてみる。)
 2.次にその段落間の関係を比べる
   (前の段落と同じことを言っているのか、反対の意見なのか
    または、話題が変わったのか。これも書かせてみる。)
 3.次に今までの内容をたどってみる。
   (このあたりくらいまでくると内容の因果関係が現れてくる。
 4.そして最後に、筆者の主張を抑える。
   (筆者の主張は、所々で形をかえて出てきます。段落ごとに
    書き出しておく。そして結局、筆者が一番言いたかったことを
    一言で書かせてみる。)
となるわけでこのように書けば単純な作業で今までも同じような
方法でやってきたような気がしているのですが・・・。
しかし今回は大きなことに気がつきました。
それは、まず講師がやって見せるということです。
(数学では、講師がよく手本として問題を解きますね。その発想です。)
そして次は題材を変えて生徒と一緒になって解いていきます。
その中で、生徒が導き出した答えが不正解であれば必ず問いかけます。
「それが答えだと思った根拠は?」と。
これを繰り返してします。そうすると生徒はこう思うようになります。
「先生から必ず根拠を聞かれる。だからいいかげんに答えを書けないと。

国語は特に、生徒と講師が「二人三脚」で力をつけていく教科かなと
最近あらためて思いました。

  


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