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「動詞」とは何か知っていますか?「『読む』とか『見る』とかのこと」という認識の人もいるかもしれません。確かにそれらは動詞です。しかし、いつも何気なく使っている動詞には、いくつかの種類や特徴があります。この記事で、それらをご紹介していきます。

 

 

動詞とは? 

動詞の意味 

動詞(verb)は、品詞の一つで、事物の「動作・作用・存在」を表す語です。口語では言い切りの形がウ(-u)段で終わります。単独で述語として文節を作ることができる「自立語」で「活用」があることから、用言に分類されます。目的語をとる動詞を「他動詞」、目的語をとらない動詞を「自動詞」といいます。また、活用の種類によって「五段活用・上一段活用・下一段活用・カ行変格活用・サ行変格活用」の5つに分けられます。

 

<動詞の例>
動作:見る・歩く・踊る・歌う・読む
作用:咲く・流れる・降る・乾く・散る
存在:ある・いる・おる

 

動詞の4つの働き 

述語 

述語になることができるのは、動詞の大きな特徴の一つです。動詞は単独で述語になります。
<例文>
「次の日曜日に買い物をする。」
「時計台の下に立ち、誰かを待っている。」
走れ!」

主語 

動詞は「の」「が」「は」「も」などの助詞を伴って、主語にもなります。
<例文>
「週に3回、ジムで体を動かすのが好きだ。」
「このような雨の中、外に出るのは面倒だ。」
「もし時間があるなら、あのレストランでパスタを食べるのもいい。」

 

修飾語 

動詞が修飾語になるときは、助詞や助動詞を伴う場合と直接修飾する場合があります。
<例文>
「明日の朝、一緒に庭の花を摘みに行こう。」
「周囲を確認した後、ささやくような声で告げた。」
「君たちはそろそろ寝る時間だ。」

 

接続語 

動詞は「て」「ば」「と」などの接続助詞を伴って、接続語にもなります。
<例文>
「それを聞いて、居ても立っても居られない気持ちになった。」
「あの角を曲がれば、老舗の和菓子屋がある。」
「病院に行くと、知り合いに会うことが多い。」

 

 

動詞の4つの種類 

自動詞 

自動詞は、目的語をとらない動詞です。主語自体の動作や作用を表します。
<例文>
「朝になると、太陽が昇る。」
「瞬く間に時間が過ぎる。」
「暗い場所では、視界が狭まる。」

 

他動詞 

他動詞は、目的語をとる動詞です。主語以外のものに及ぼす動作や作用を表します。
<例文>
「香ばしい匂いで目を覚ました。」
「もう少しで昼ごはんを作る。」
「寝る前には、電気を消してほしい。」

 

可能動詞 

可能動詞は、一語で可能の意味を表す動詞です。五段活用の動詞のみが可能動詞になり、五段活用の動詞に可能の意味を加えると、下一段活用に変化します。また、可能動詞には命令形がありません。活用については下でご紹介します。
<例文>
「今日の放課後、一緒に遊べる?」
「お小遣いを貯めたので、ずっと欲しかったゲームが買える。」
「あの子は水泳を習っているので、上手に泳げる。」

 

補助動詞(形式動詞) 

補助動詞(形式動詞)は、動詞の本来の意味が薄れ、直前の文節を補助する役割で用いられる動詞です。補助動詞の直前の単語は、「て」「で」になっています。また、補助動詞はひらがなで表記します。
<例文>
「昨日買ったマヨネーズの成分表示を読んでいる。」
「賞味期限の切れたドレッシングを捨てておく。」
「かいわれ大根と豆苗を育ててみる。」

 

動詞の活用 

動詞の活用とは? 

動詞は用言であり、活用します。例えば、「座る」という動詞について見てみましょう。「ない」に続く場合は「座ら」+「ない」となり、「ば」に続く場合は「座れ」+「ば」となります。語尾の「る」の部分が変化していることが分かります。このように、語尾が変化することを活用といいます。

 

動詞の活用形 

活用の際に変化しない部分を「語幹」、変化する部分を「活用語尾」といいます。先ほどの例でいえば、「座(すわ)」の部分が語幹で、「る」の部分が活用語尾です。語尾の変化の種類を「活用形」といい、動詞には「未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形」の6つの活用形があります。「ない」「う・よう」「れる・られる」「せる・させる」に続く形を「未然形」、「ます」「て・で」「た・だ」に続く形を「連用形」、言い切りの形を「終止形」、「とき」「もの」「こと」に続く形を「連体形」、「ば」に続く形を「仮定形」、命令の意味で言い切る形を「命令形」といいます。

 

動詞の活用の種類 

動詞には活用語尾の変化の仕方によって、「五段活用、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変格活用」の5つの活用の種類に分けられます。

五段活用 

五段活用は、活用語尾が「ア(-a)、イ(-i)、ウ(-u)、エ(-e)、オ(-o)」の5段に変化します。未然形で「ない」に続く語尾がア段になるのが特徴です。

 

例えば、「立つ」の活用は
未然形:立た+ない/立と+う
連用形:立ち+ます/立っ+て
終止形:立つ
連体形:立つ+とき
仮定形:立て+ば
命令形:立て
となります。

 

「立つ」はタ行で活用するため、「タ行五段活用」といいます。
また、五段活用には「音便」と呼ばれる音の変化があります。音便は、連用形で起きます。例えば、「浮く」「混む」「作る」の連用形には、「浮い+て」「混ん+で」「作っ+て」という形があります。口語では「浮きて」「混みて」「作りて」とはなりません。これらの「い」「ん」「っ」への変化を、それぞれ「イ音便」「撥音便」「促音便」といいます。

 

上一段活用 

上一段活用は、活用語尾にイ段を含んで活用します。イ段は「ア、イ、ウ、エ、オ」段の真ん中(動詞の言い切りの語尾の音)であるウ段の一つ上であるため、上一段活用といいます。未然形で「ない」に続く形がイ段になるのが特徴です。

 

例えば、「起きる」の活用は
未然形:起き+ない
連用形:起き+ます
終止形:起きる
連体形:起きる+とき
仮定形:起きれ+ば
命令形:起き+ろ/起き+よ
となります。
「見る」「着る」など、語幹と活用語尾の区別がないものもあります。

 

下一段活用 

下一段活用は、活用語尾にエ段を含んで活用します。エ段はウ段の一つ下であるため、下一段活用といいます。未然形で「ない」に続く形がエ段になるのが特徴です。

 

例えば、「乗せる」の活用は
未然形:乗せ+ない
連用形:乗せ+ます
終止形:乗せる
連体形:乗せる+とき
仮定形:乗せれ+ば
命令形:乗せ+ろ/乗せ+よ
となります。
「得る」「寝る」など、語幹と活用語尾の区別がないものもあります。

 

カ行変格活用 

カ行変格活用は、カ行を含んで変則的に活用します。カ行変格活用の動詞は「来る」の一語のみとなっています。

 

活用は、
未然形:来(こ)+ない
連用形:来(き)+ます
終止形:来(く)る
連体形:来(く)る+とき
仮定形:来(く)れ+ば
命令形:来(こ)い
となります。
語幹と活用語尾の区別がありません。カ行変格活用は略して「カ変」ともいいます。

 

サ行変格活用 

サ行変格活用は、サ行を含んで変則的に活用します。サ行変格活用の動詞は「する」「~する」「~ずる」のみとなっています。

 

活用は、
未然形:し+ない/せ+ず/さ+せる
連用形:し+ます
終止形:する
連体形:する+とき
仮定形:すれ+ば
命令形:し+ろ/せ+よ
となります。
サ行変格活用は略して「サ変」ともいいます。「する」は語幹と活用語尾の区別がありません。

次の表は、動詞の活用の種類をまとめたものです。

 

動詞の活用表:

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。

動詞の意味・働きや種類、活用についてご紹介しました。

動詞は単独で文節になり、活用するという特徴があります。

動詞は活用の仕方によって分類されるため、活用もしっかりと覚えましょう。

 

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