教室ブログ

2023.06.04

「速読」は、スポーツと学力で効果を発揮する

速読とは、速く読むことです。速読が出来るようになると学力アップはもちろんのこと、スポーツでも活躍できる可能性が高まります。そのためには、文字を一語一語追っていく黙読から、映像を見ているかのように、ひと目見て読み解く「視読」に変える必要があります。また、高速でできる限り多くのものを見る目と、目が映像を捉えるスピードに合わせて、たくさんの情報を処理する脳が必要となります。

 

速読は、「見る力」と「脳の情報処理能力」を高めることができ、目と脳を鍛えるトレーニングになります。それにより、見る速度が上がり、視野も広がり、照合スピードやイメージ力が上がります。それは、スポーツに必要な能力と共通しています。目と脳と体は密接に関係しています。目で捉えた情報を脳へ正確に送り、脳では的確に処理して、体を動かします。スポーツといっても種類はさまざまですが、目と脳を使う点は共通です。特に、瞬時の判断がキメ手になるスポーツにとっては、見る力は非常に重要です。速読は、目と脳を鍛えて速く読む力が身につくだけでなく、スポーツに必要な能力も同時高めるのです。身体能力や技術力はどんなスポーツにも求められますが、優れたスポーツ選手とそうでない選手との違いの一つは、「判断力」です。「判断力」が乏しければ、チャンスを逃したり、ミスをしてしまいます。すばやく的確に動くためには、判断する力が不可欠です。それには同時に、「視覚能力」と「理解力」、そして、「イメージ力」が必要です。見て、状況を把握し、その先を推理して、的確な判断を下すのです。

 

「視覚能力」とは、物の位置や距離を測る目のピント合わせと、動いているものを瞬時に捉える動体視力、そして、視野の広さを言います。サッカーで、距離感が正確につかめれば、シュートの成功率は上がり、パスミスもなくなります。動体視力がアップすれば、超高速のボールも捉えることができます。さらに視野が広いと、離れたところにいる味方や相手の動きまでもが目に入るようになります。「理解力」とは、目が捉えた情報を脳が処理する力です。状況をつかみ「イメージする」ことへと繋がります。展開を推理して、仲間や相手の動きを読むのです。そして、最後に自分がどう動くかを決める、「判断力」が求められます。スポーツにおいては、これらの4つの力を瞬時に働かせることが大切なのです。

 

速読では、右脳を活性化することが重要になります。右脳には情報をイメージに置き換えて受け取ることができる機能があり、それを「イメージ化機能」と言います。右脳を鍛えれば目や耳を使わずに視覚的、聴覚的にイメージがキャッチできることも可能なのです。スポーツにおいては、相手がいる方を見なくてもボールや相手の動きを感じる、相手の動きを予測して瞬時に次の行動を開始する、といった、感覚でものを捉える能力が必要になります。右脳を活性化することで、今ある技術を最大に生かし、スポーツのパフォーマンスを上げることができるのです。

 

スポーツでの効果について書きましたが、学力アップに繋がるのが速読です。速く文字を追えるようになると、脳の情報を処理するスピードが上がります。脳には刺激に応じて順応する性質があるからです。さらに脳が活性化されるので、高速処理をする回路が整えられていきます。脳の情報処理速度が上がると、速くしっかり物事を理解できるようになります。脳の情報処理能力がアップすると、考えるのではなく、五感を働かせて感じるように、感覚で分かるようになります。

英語においては、知らない単語が出てきても、蓄積されている知識を働かせて意味を予想し、理解できるようになります。脳は鍛えると自分の知っていることを関連づけて、勘を働かせる力がついてきます。速読で脳を鍛えていくと、体に叩き込んだ目の動きと脳の情報処理速度によって考えるスピードがアップしてきます。そこに、イメージする力も加わり、総合的に考えて的確な判断をすることができるようになります。

 

スポーツや学力で伸び悩んでいる場合、速読を取り入れいてみるといいかもしれません。

 

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