教室ブログ

2020.10.16

【滑稽(こっけい)】

こんにちは。Wam四箇郷校です。朝晩が本当に寒くなって、薄手の布団でも、そろそろ手放せなくなりつつありますね。

 

油断していると、体が冷えて、鼻づまりを起こしそうな肌寒さです。気を付けないといけないですね。さて、来週が中間テス

 

トの中学校が多いでしょうか?1年生の方達は、時期的に範囲の一つとして、「かぐや姫」改め、「竹取物語」が有るでしょ

 

うか?この度、テスト前の授業で本文を読みながら、このお話は本当に「滑稽(こっけい)かつ、一種の「風刺」にも見られ

 

るなと感じる次第です。ご存じの通り、おじいさん(翁・おきな)が、生業(なりわい)として竹取に出かけた際、切り落と

 

した光る竹の中に可愛らしい女の子が居り、おばあさん(媼・おうな)と共に大人になるまで育て、後に天の使いによって月

 

へ帰っていったと言うお話です。個人的な滑稽さの見どころは、その間、かぐや姫に求婚した男性方の一人、「くらもちの皇

 

子(みこ)」のエピソードです。かぐや姫に「蓬莱の玉の枝」を所望された皇子は、「人目に付かぬ為に」3年間家に閉じこ

 

もり、職人達に「にせ」の玉の枝を作らせます。そして、からがらとでも表現すべきかと言う風に、今船旅を終えた様に装っ

 

て、翁に「3年間」の「出来事」をまことしやかに話し始めます。・・・でもこれですね、よくよく考えてみれば、かぐや姫

 

は他の男性達にも求婚されており、くらもちの皇子を含め、誰とも結婚する気はさらさら無かった訳なのです。と、言う事

 

は、無理難題を男性達に吹っ掛けた本当の理由・背景は結婚を体よく断る為の形上の「建前」なのですね。だから、男性達は

 

誰一人として、実現出来る道理が無いと言う事なのですね。個人的なうがった見方をすれば、元を正せば、かぐや姫自身が

 

「有りえない事」を言い出したのが始まりなのですから、その後に続く誰が何を言おうと行おうと、全て「ありえない」、酷

 

な言い方をすれば、初めから終わりまで全て「ウソ」なのですね(笑)。それでいて、3年もの時間を費やして、家に閉じこ

 

もったり、「架空」のお話を作ったり、玉を造らせたり、または一種のへりくだりや自己防衛かも知れませんが、「たいそう

 

見劣りする(蓬莱の玉の枝)かも知れませんが」と、一言断る所も、いくら「架空」の人物ではあるけれども、失礼かも知れ

 

ませんが、「滑稽」なのですよね。これが皇子でなかったとしても、何をやっても、言っても「ウソ」のレール上に乗せられ

 

ていたのですから。かぐや姫が「そう」いった時点で「ウソ」と「悟って」いれば・・・基(もとい)、「悟れる」気概や心

 

の余裕を持っていれば、「苦しまなくて」済んだのかも知れませんが、ただ、どうしても結婚したいと言う気持ちが、3年間

 

「心が折れずに継続した」と言うのは、一種の「男気」や「一途さ」を感じますし、違った形で今の時代にも繋がる事ではな

 

いかと思います。最後、皇子の「ウソ」が「明るみ」に出てしまったのは、誠に別件で「おいたわしい」ですが・・・。ま

 

あ、それでも「これ」は「人の口」によって伝えられた「架空」の「物語」ですから(笑)テストが近い方は、勉強の時間が

 

多くなると思います(多くなってくれる方が一人でも多くなってくれれば良いのですが・・・)。教科や物事の優先順位・計

 

 

画をしっかりと立てて、「遊ぶ」「休む」「学ぶ」のバランスを取りつつ、朝晩は気温が20度を下回っておりますから、風邪等引かない様、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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