教室ブログ

2018.06.09

気付きととりとめのない思考

こんにちは

個別指導Wam曽野木校の小島です。

 

自然を観察していると、面白い発見や疑問がたくさんあります。

 

例えば、

これは教室の外に生えていた植物です。

 

 

次の画像は、教室の外に植えたコキア(ほうきぐさ)です。

 

 

そして最後は、東京学館の体育祭を見学しに行った時に見つけた、つる植物です。

 

 

この3枚の写真、葉っぱに注目してみてください。

1枚目は、ごく一般的な植物といったようなの形、付き方をしています。

2枚目は、細長い葉がびっしりと生えています。

3枚目は、ハエトリグサのように、2枚の葉が上向きに閉じているような付き方をしています。

同じ植物でも、なぜこんなにの形や生え方、付き方が違うのでしょうか。

 

特に、3枚目の植物が、葉を上向きに付けている理由が気になります。

その理由を、合っているかどうかは別として、

中学生の理科の知識だけを使って考えてみましょう。

 

中学1年生で習う、葉っぱの役割を思い出してみましょう。

教科書には、大きく分けて2つの役割が書かれています。

 

1つ目は蒸散です。

根から吸い上げた水を葉の裏から水蒸気として放出することで、

土の中の養分や水分を体中に行き渡らせることができます。

 

2つ目は光合成です。

葉は日光を浴びて、水と二酸化炭素を原料としてデンプン等の養分を作り出します。

 

 

蒸散光合成がしやすいほど養分を作りやすいので、単純に考えて、

できるだけ葉の表面積を大きく、葉の表面を日光に当たりやすくしたほうが、

植物にとって得なはずです。

 

ところが、3枚目の写真の葉っぱは、閉じている分日光に当たりにくくなっているため、

葉を広げている植物と比べ、光合成をしにくくなっています。

わざとそうしているとしたら、なぜなのでしょうか。

 

思うに、光合成蒸散には植物ごとにバランスがあって、

光合成の量と蒸散の量のバランスが崩れると、何か不都合があるのではないでしょうか。

 

このつる植物には、他の植物よりも、蒸散量の方が光合成量より多いバランスが合っていて、

わざと葉を閉じることで光合成量を少なくしているのではないでしょうか。

 

理科などの自然科学の世界では、ここまでが仮説(この例は拙いですが)で、

ではそれを実験で検証しましょう、と続いていきます。

 

こんな風にああでもないこうでもないと考えていると、

勉強が楽しくなり、理科に限らず勉強ができるようになってきます。

 

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