教室ブログ

2018.02.10

「深刻な病 ・・・答え知りたい病?」

 

こんにちは、桜丘町校 西川です。

 

 

今日はある病についてのお話です。

その病にかかると、自覚のないまま一生をふいにしてしまうかもしれない。

そんな病です。

 

 

答え知りたい病

私が勝手に呼んでいるのですが、その病の名は「答え知りたい病」と言います。

 

どういう病気か?

もちろん、その名の通りすぐに答えを求めてしまう病気です。

 

分からない事があると、「先生、わかんない!」と質問するタイミングが早いのです。

もちろん、早い段階で質問をする事は悪い事ではありません。

ただ、その後の対応を間違えると、症状が悪化します。

 

初期の段階では、

「どこが分からないの?」と問い返すと、

「ぜんぶ!」または「どこが分からないか、分からない」

という回答がきます。

 

必要な事は、その段階で生徒と講師が一緒になって「分からないところ」を探す努力を怠らないことだと思っています。

 

 

 

症状が悪化する場合

初期の段階で、上記のような適切な対応が取れた場合は事態は良好な方向に進みます。

ただ、対応を間違える場合もあるんです。

 

最悪の対応が、

「答えを教えて説明してしまう」

という事です。

 

生徒の「わかんない!」に対して、

「ここはね・・・」

と説明を始めて納得させてしまう。

 

そして、生徒の「先生、分かった!ありがとう」という言葉で講師が満足してしまう。

この対応が一番マズい対応です。

多くの場合、この生徒は同じ問題でまた「わかんない!」となります。

 

生徒が「分からない」と嘆いた場合に必要な対応は、

「なぜ君が分からないのか」を伝える事ではないでしょうか。

そして、「分かるようになるため」に必要な努力の方向を示してあげる。

 

これが一番大切な事だと考えています。

 

 

不治の病

この病を大人になっても引きずるようだと、本当に悲劇です。

「正解を探す大人」

になってしまうからです。

 

大人になってから「わかんない!」と嘆く人はいません。(たぶん)

その代わりに何をするのか?

「お金を払う」です。

 

正解を知っているらしき人に、正解を教えてもらう対価としてお金を払います。

努力なしに「正解」を聞いてその場をしのいできてしまうと、それが癖になります。

大人になってからも「努力をせずに正解を知る」ことができると勘違いするのです。

 

正しく考えられる子はどうなるでしょうか。

「なぜうまくいかないかを指摘できる人」

「うまくできるための努力の方向性を示せる人」

そういう人や物事にしっかりお金や時間をかけられるようになるのではないでしょうか。

 

これは、何もセミナーや師弟関係に限った話ではありません。

先人の知恵と経験が結集した「本を読む」という行動にもつながります。

 

大人になって「これが正解!」と謳うものに振り回されるのかどうか。

その病の始まりは、お子さんの「わかんない!」という嘆きから始まるのかもしれません。

 

いつも最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

 

 

 

個別指導Wam桜丘町校

大阪府枚方市桜丘町25-3

教室直通072-896-9898

 

 

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