教室ブログ

2023.03.22

【開成高校】国語5年分講評ー4 2019年度

【2019 概観】

 

マス目がない、枠だけある記述問題、

まさに東大。

 

評論文の作者は

クセが凄いがいいことを言っている、

「他者を思いやり寄り添うことや、

あえて枠からはみ出すことは、

AIには出来ない」。

 

小説は

「群衆心理に飲まれ冷静さを欠く、

全員が被害者の、

引揚者たちによる船中異常裁判」。

これもクセしかない素材。

 

古文は

「攻守のバランスの梶原景時、

攻め一辺倒の源義経」

の対比。

 

 

 

【2019】 標準 20分

 

 

<問二 理由説明> やや難

ポイント:

なぜ問うか?怯えているから

 

「覚えられる、忘れない」

「偏差値の高さ」「優等生」

のような処理能力の高さをこそ

人間の尊厳だと思い込む人たちが、

AIに自身の存在を

脅かされるのではないかと怯えるから。

 

 

<問三 内容説明> 標準

ポイント:

予定調和のAIの出力と対極

 

目の前の他者が傷付いていると理解し、

なんとか寄り添ってあげようとする、

入力情報を遥かに超えた、

内発的に湧き出してくる、

人間らしい魔法の言葉。

 

 

<問四 内容説明> 標準

ポイント:

筆者の息子の新時代の生きざま

 

偏差値や学歴などの、

皆が一様に求める価値から解放された、

他者評価に汲々としない、

自分を信じ堂々と我が道を行く、

「はみ出す存在」としての若者。

 

 

 

【2019】 やや難 20分

 

 

<問一 内容説明> やや難

ポイント:

何が「卑劣」=いやしいか

 

誰かが財産を没収され

海に投げ込まれようとしているのに、

自分はわが身可愛さに、

全員一致への賛成は

不可抗力で致し方なしと、

彼を見殺しにしようとしていること。

 

 

<問二 内容説明> やや難

ポイント:

夜と昼の比較と相違点

 

夜には落ち着いて

議論出来ている人間たちも、

昼間には群衆心理に飲まれ

冷静さを失い、

適切な判断能力を

欠いていたということ。

 

 

 

【2019】 標準 10分

 

 

<問一 解釈> 標準

ポイント:

「大浪」「うち損じ」「修理」など

 

船を出すことが出来ない

 

 

<問二 語句の意味> 標準

ポイント:

「どうしたらよいだろうか」

「あしければ」

 

Aがウ、Bがア

 

 

<問三 内容説明> 標準

ポイント:

攻めるべきは攻め、引くべきは引く

 

 

 

<問四 内容説明> やや難

ポイント:

「片」=片手落ち

 

攻め一辺倒で他を考えず、

片手落ちだということ

この記事をシェア

教室検索

  • 郵便番号で探す
  • 市区町村名・教室名で探す

すべて無料!
丁寧にサポートさせていただきます!

お急ぎの方はこちら! 電話でもお伺いいたします!

フリーダイヤル(受付時間10:00~22:00) フリーダイヤル® 0120-20-7733