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2023.01.23

【世界史コラムー9】アジア古代・中世

【アジア古代中世】

【皇帝による大帝国:漢・唐】

 

【黄河文明・長江文明】

中東でメソポタミア文明や

エジプト文明が興っていたとき、

中国でも同じく、

川のほとりに文明が興りました。

それが黄河文明・長江文明です。

黄河付近は乾燥していて麦作、

長江付近は湿潤で稲作が中心です。

 

【殷・周】

中国最初の王朝は殷と言われています。

甲骨文字という文字が生まれました。

悪政だったので、

周という国に滅ぼされます。

中国ではこのように、

悪政が有徳者に取って代わられることを

「易姓革命」と呼びます。

 

【春秋・戦国】

中国はこれより戦乱の時代に入ります。

この時代、「諸子百家」と呼ばれる、

たくさんの思想家が生まれました。

儒家の孔子や法家の韓非子などです。

同時期にインドではブッダが、

アテネではソクラテスが活躍し、

「枢軸の時代」

(=歴史の軸となる転換期)

と呼ばれています。

 

【秦・漢】

戦国時代を、秦が統一しましたが、

たった20年ほどで滅亡します。

秦を引き継いだ漢は、

北方の匈奴に苦しめられたり、

外戚(皇后の親族)や

宦官(去勢された官吏)の

政治介入などで混乱しつつも、

領土を拡大し続け、

約400年続く大帝国になりました。

秦は法家を、漢は儒家を採用しました。

 

【三国・五胡十六国・南北朝】

漢が滅びた後、また混乱します。

「三国志」で有名な、

曹操・劉備・孫権による

鼎立(三国時代)を経て、

北方の異民族(匈奴や鮮卑など)が

華北に侵入(五胡十六国時代)、

漢人たちは江南に逃れました

(南北朝時代)。

この後続く隋・唐も、

鮮卑の拓跋氏による征服王朝です。

 

【隋・唐】

南北朝を統一した隋はすぐ滅びますが、

均田制・租調庸制・府兵制などの

中央集権体制は、

その後の唐に引き継がれます。

唐も約300年続いた大帝国です。

しかしその唐も、

皇帝玄宗が楊貴妃に溺れ傾国、

イスラーム(アッバース朝)に敗北、

中央集権(=律令=法治)体制が

崩壊し滅亡しました。

 

 

【古代インド】

4大文明のひとつインダス文明が興る。

文字が未解読なためナゾの多い文明。

最初に出来た王朝はマウリヤ調、仏教。

次はクシャーナ朝、同じく仏教。

次はグプタ朝、こらはヒンドゥー教。

インドは仏教とヒンドゥー教の発祥地。

仏教はその後東南アジアへ、

インドではほぼ勢力を失う。

 

【中世インド】

中世はイスラーム教が席巻、

イベリア半島、インド、東南アジアも

次々イスラーム化。

デリーを中心に栄えた

5つのイスラーム王朝、

総称が「デリー=スルタン朝」。

そして大帝国ムガル帝国が爆誕。

16世紀は、

オスマン・サファヴィー・ムガルと、

巨大なイスラーム帝国が並び立つ。

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