教室ブログ

2020.12.04

【調べる】

こんにちは。Wam四箇郷校です。師走に入り、朝晩すっかり寒くなりましたね。冬至も近づいておりますから、朝6時あ

 

たりの西の空は未だ概ね真っ暗ですね。反面東の空は、見えない下部分から暖色のライトでも照らしているかのごとく、じん

 

わりほんわか~と明るいですね。「東(ひむかし)の野に炎(かぎろい)の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ」(東の方向

 

を見ると、太陽が昇るのが見え、反対の方向(西)を見ると月が沈もうとしている)の歌の世界の具体的な時期の一つは、正

 

に今の様な気がします。日中の主役と夜の主役の限られた時間の競演を見て、ごく最近ですが、「こういう事か!」と思った

 

次第です。でも実際、こういう事を知っていた所で一体何の役に立つのか?そういう気持ちが芽生えるのは不自然ではないと

 

思います。最近扱った英語教材の題材の一つに、「何かについて知りたい時はどうするか?」について、と言った事をテーマ

 

にした物がありました。「従来の調べる方法」と「現在の調べる方法」とを対比した上で問題提起した内容でした。つい数十

 

年前と言えばつい数十年前ですが、例えば英単語や熟語を調べる際は、辞書でした。手に取ってページをめくり、目当ての言

 

葉に「少しでも早く」たどり着くには、少しでも早くたどり着ける方法としての「知識」が必要ですね。言わずもがなです

 

が、「国語辞典の五十音」然り、「アルファベットの順番」を把握しておく必要が有るでしょう。いわば、「(時間)効率」

 

ですね。行動を起こして、目的を達成するまでの過程で「少しでも」「無駄」を発生させない為の「知識」と言っても良いと

 

思います。極論ですが、単語の勉強を徹底的に行う為に、一番最初の「a」から順番に学習した方も当時いらっしゃったそう

 

ですから、当時は当時なりの「その方自身」の方法としていたでしょうから、「無駄」を意識すると言う「意識」が無かった

 

のかもしれないですね(この行為自体が「無駄」と言う意味ではないですよ?)。片や今は、一応「調べたい言葉」を「ダイ

 

レクト」に検索スペースに打ち込めば、恐らく自分の「知りたかった事」が画面一杯に表示されるでしょう。企業CMでもそ

 

れを「誘導する」演出が今や普通にありますね。そういった事を、その問題英文の中ではheading straight(ヘッディング

 

ストレート)「目的(の言葉)へまっすぐ向かっていく」、linear(ライナー)「線的」、と表現されていました。「寄り

 

道」をする必要が無いのです。「斜め」に構えて見てしまうと、「寄り道」をさせてくれないので、「自分」の「好きな様」

 

に歩き回れないのですね。文中内での具体的な例えとして、「パック旅行」と表現されていました。「行先」や「行動予定」

 

がほぼ完全に予め決められているのでほぼ「無駄」が無いという訳です。一つ利点を言えば「統率」が乱れないと言う意味で

 

は良いでしょうし、「パック旅行」その物が悪いという訳では無いのですよね。よくも悪くも「考えなくて」良いのですね。

 

もし、シチュエーション的かつ「突発的」に行ってみたい所が出て来て、それが「制約」の下出来ないとなってしまった時の

 

「がっかり感」は、それはそれで察する物が感じられます。人に「決めて貰った」方にするか、少し「リスク」や「無駄」が

 

出るかも知れないけれど「一応」「自分で決めた」方にするかは人それぞれの楽しみ方次第でしょうね。一つの経る方法とし

 

ては、まずは前者を体感してから、後者にシフトしていくと言う事がオーソドックスではないかなとは思いますが・・・

 

(笑)今は現在、控えた方が好ましいでしょうが、いくら見慣れない土地を移動すると言っても、電車やタクシーばかりに

 

頼っていると出費がかさんでしまうでしょうから、「次回は思い切ってここからここまでは歩いてみよう」と言った決意が、

 

長~い目で見て、交通費の削減に繋がったり、ウォーキングを兼ねた運動になったり、土地勘の習得になったり、行ってみた

 

いお店等の発見になったりすると思うのですね。人によれば、重要性が薄い事かも知れませんが、それぞれの「得た知識」が

 

「いつ生きるのか」と言うのは、個人的観点も含めてなのですが全く「分からない」のですね。常時は「全く分からなくて」

 

「不毛」であるから、「無駄」と見なしたり、「効率」重視の選択になり、錯覚してしまって居るのかも知れません。成績や

 

結果が当然大事でうるさいですが、実際は、生徒達も含め、会話の中で「何かを創っている(作った)」とか、「漫画やドラ

 

マの様なウソみたいな経験をした」等と言った話を聴く方が、その人の人間性を感じられて非常に趣深く、「生きた心地」が

 

する様な気がします。この引き合いに出した英文の出所が旧センター試験からの物なので、何とも皮肉ですが・・・(汗)ミ

 

ナミのシンボルの一つが赤く染まったそうです。少し、いびつな感じがしますが、その「いびつさ」が大事なのでしょうね。

 

これからまだまだ寒くなりますから、防寒対策、うがい、手洗い等を励行し、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

 

 

 

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