教室ブログ

2020.09.30

「勉強の仕方|個別指導Wam吉備校」

こんにちは、吉備校の中村です。

 

今回は、勉強の仕方をテーマに書いていこうと思います。

 

 学生の皆さんの中には、あることがきっかけで今まで以上に勉強に取り組まなければ

ならなくなったという人がいると思います。

例えば、クラブを引退して受験勉強を始めた、定期テストの成績が良くないのにゲーム

ばかりしていて両親に怒られたなど色々あると思いますが、きっかけはどんなことであっても、

勉強をしなければいけないと思ったことはそれだけで素晴らしいことだと思います。

 

ただ、自分なりに一生懸命勉強したけれど思うように成績が上がらなかったという経験を

した人は多いのではないでしょうか。

 

その理由は、勉強の仕方が解らず効率の悪い勉強に時間をかけてしまっているからです。

 

この記事では、勉強が上手になるための効率の良い勉強の仕方について書いています。

最後まで読んでいただくことで、学生の「勉強をしなければ」と思った大切な瞬間を守り、

少しでも結果につなげることができる手助けになればと思っています。

 

 

◎効率の悪い勉強法とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、時間をかけた割には成績アップにつながらない勉強法を紹介します。

もし、自分の行っている勉強法と同じであれば要注意です。

 

 

1 学校のワークをすることが勉強でなく作業になっている

学校のワークは定期テストの範囲に入ります。ここからテストの問題が出題されるので

しっかり時間をかけて完成させることができればいいのですが、皆さんはいかがでしょうか。

解らない問題は解答を見てとりあえず提出できる形にする作業になっていないでしょうか。

原因は、ワークにとりかかるタイミングが遅いため、解らない問題を解決する時間を十分に

確保することができないということです。

 

2 マーカーを引きすぎている

学校の先生の指示で引いたマーカーと自分の判断で引いたマーカーで、教科書が線だらけ

になっていませんか。

その結果、何が大事かよく解らなくなっているうえに、蛍光色のマーカーのせいで目が

チカチカして見にくい教科書になってしまっていると勉強の効率が悪くなります。

 

3 問題集ばかりやって教科書をおろそかにしている

勉強といえば問題集をすることと考えている学生が多いです。間違いではないですが、

学校の授業は教科書を使います。試験に出る知識は教科書に載っています。

問題集だけの勉強をしていると読解力が弱くなり、応用力がつかなくなってしまいます。

 

4 宿題をするタイミングが遅い

宿題はいつしていますか。提出日前日にまとめてしていませんか。

宿題というのは、授業で習ったことを先生のサポートなしで自分の力でできるように

なったかを確認するためのものです。

授業の内容を忘れてしまってから宿題をしても、それはあまり意味の無い作業になってしまいます。

 

 

◎効率のよい勉強法とは

 

それでは、効率のよい勉強法について書いていきます。

まず、前述した効率の悪い勉強法を改善していきましょう。

それが効率の良い勉強法につながっていきます。

 

1 学習の計画をたてる

学校のワークを効果的に使うためには、勉強する必要がある範囲を3周は回す必要があります。

1周目はできる問題とできない問題をスピード重視で把握します。

2周目は時間をかけてできない問題を解決することに集中します。

3周目はテストを受けているつもりで範囲全体を復習します。

学習の計画は1周目の後に行います。解らない問題を計画的に対策していくためです。

学校の授業や普段の自己学習を大切に行っていればいいのですが、問題のほとんどが解らない

状態であればそれだけ対策時間を確保しなければなりません。

 

例えば、ワーク範囲が50ページ、これまでの学習習慣があまりなく1日で解決できるのは

2ページ程度とすると、1教科あたり25日必要となります。(質問できる先生がいる等、

問題解決できる環境が毎日用意されていることが前提ですが…)

 

この場合、テスト発表期間の1週間で十分な対策をすることは不可能ですので、毎週学校で

習った内容をその都度ワークで確認していく計画が必要となります。

このように、計画には個人差が出ますので、学校のワークを無理なく3周するため

にはいつから始めなければいけないか1日にどれだけの勉強が必要か

考えてみてください。

 

2 教科書を利用する

問題集を解く前に教科書をしっかり読みましょう。

教科書を読みなれていない場合、まず、問題集の解答となっている文章や単語、問題文に

使われている文章を教科書中から探し、そこにマーカーを引いてここが出題される部分だ

とわかるようにしましょう。

そして、マーカー部を意識しながら教科書の文章全体を読みます。

そうすることで学習単元の内容や流れをおさえながら、問題集対策も同時にすることができます。

決して、教科書を見ながら問題集を解かないでください。

それは解答を写しているだけの作業になる可能性があります。

「教科書を読む⇒問題集で確認」を繰り返し行い、知識のインプットとアウトプットを鍛えましょう。

  

3 忘れない工夫をする

自分にとって興味のあることはよく覚えているのですが、興味のないことについては

人間の脳はどんどん消去していってしまうそうです。

しかし、繰り返し脳に入ってくる情報は「重要な情報」と認識され忘れにくくなります。

この脳の仕組みを利用した勉強のことを「復習」といいます。

効率のよい勉強のためにはこの復習を利用しましょう。

このとき、復習するタイミングがとても重要になります。

例えば、宿題で出された英単語を覚えたとします。その後、覚えなおす復習のタイミングが

1日後であった場合、当初に比べて約60%の手間で覚えなおすことができます。

さらに1日後、3日後というように同じことを数回復習すれば、脳はそれを重要な情報と認識し

しっかり覚えることができるのです。

反対に、30日間復習しなければ脳は「どうでもいい情報」と認識してしまい記憶から消去してしまいます。

一度も復習をせずに一夜漬けでテスト勉強をするというのは、もう一度最初から勉強をやりなおす

ことと同じになるため、非常に効率が悪い勉強法といえるのです。

授業の復習や宿題は1日以内にやりましょう。

 

 

◎科目別 勉強の仕方のポイント

次に教科ごとの学習のポイントを書いていきます。

しかしそれはたくさんあるため、ここではどんな生徒にも共通して

言えることをピックアップしました。

 

●国語の勉強法

国語の問題を解いている生徒に、「その問題に出題されている文章ってどんなことが

書かれてあるの?」と質問しても、ほとんどの生徒は理解していません。

問題文章の内容を把握しないまま問いに答えているのです。

その理由は、テストではしっかり文章を読んでいると制限時間内に終わらないため、

問われている傍線部の前後だけを読み解答するというクセがついているからです。

国語は内容把握に関する問題が出題されるので、当たり前ですが内容把握してください。

問題練習の時から制限時間を意識してテクニックに走らないでください。

問題は解けなくてもいいので、まずは時間をかけて文章の1段落ずつ丁寧に読み、

その内容を他人に説明してあげられるようになってください。

この訓練が最終的に問題を解くスピードアップにつながります。

 

●英語の勉強法

英語の長文を読むためには、単語や文法の知識が必要ですが、単語を覚えることが苦手な生徒が多いです。

まずは単語を覚えましょう。日本語訳を覚えるのが苦手であれば単語の勉強に取り掛かる前に、

教科書本文の日本語訳の内容を知りましょう

これは英文を日本語訳にするという意味ではなく、どのような話が書かれているかを把握するという意味です。

単語は本文を作っている要素なので、そのストーリーから外れた言葉はもちろん出てきません。

例えば、動物園の話の中で宇宙の惑星に関する単語は出てこないということです。

最初にストーリーを知ることで、単語の意味に検討を付けることができ覚えやすくなります。

 

●数学の勉強法

計算の過程で、符号間違いや計算ミス「凡ミス」といって軽視している生徒が多い

ですが、これは間違いです。

このミスは「致命的で重大なミス」なのです。数学という勉強はいくら知識を付け

公式を覚えても解答にたどり着けなければ点数になりません。

どんなに一生懸命勉強して時間をかけても、たった1つのミスが今まで苦労して

積み上げてきた努力を一瞬で水の泡にしてしまいます。

そのことはさらに数学に対する勉強のモチベーションの低下にもつながっていくのです。

計算ミスが多い生徒は自分の失敗を分析してください。

きっといつも同じ間違いをしてしまうクセを発見することができます。

計算の途中式を省略せず、数字もはっきり大きく書き、ミスをしないよう常に意識する

ことが大切です。

 

●理科の勉強法

理科の用語暗記や計算問題は、その単元で行われる実験を理解するための準備でしているものです。

この世のどんな事象を解明しようとしているのか意識し、そしてその事象は自分の

身の回りではどのようなことに当てはまることなのか考えてください。

そうすれば、もっと実験に興味がわくはずです。

前述しましたが、興味のあることは忘れにくくなります。

また、濃度、飽和水蒸気量、密度等の計算の立式は、数学の文章題の勉強にもなるので一石二鳥です。

 

●社会の勉強法

社会科目の勉強は特に教科書ベースの学習が必要です。

前述した効率の良い勉強法を参考に勉強を進めてください。

加えて、地理は学習単元の地域の地図を自分で書いてください

外国地理の学習であれば自分で世界地図を書き、学習する国の位置を書き込みます。

その場所は北半球なのか南半球なのか、赤道からどれくらい離れているのか、周りは山なのか

海なのか等、その国の位置情報を確認し地図に書き加えていきましょう。

きっとその国は確認した情報に沿った活動をしているはずです。

そのイメージを持って問題に取り組みましょう。日本地理の学習も同様です。

 

 

◎まとめ

 

ここまで、勉強の仕方や効率の上げ方について書いてきましたが、どんな勉強法も集中力が

備わってはじめて効果的なものになります。普段の生活習慣の見直しもしてみてください。

しっかり睡眠をとれば記憶の定着が良くなりますし、スマホやゲームから離れることのできる環境で

毎日少しでも勉強できれば、学校の授業が今より必ず理解できるようになります。

それらが勉強に対する意欲向上及び集中力アップにつながります。

 

それではこの記事が、最後まで読んでいただいた皆さんの勉強法の改善にお役に立てることを祈っています。

 

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