教室ブログ

2020.09.27

国語は乱れている? 乱れていない? 

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

一昨日,文化庁から「令和元年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」が発表されました。

この世論調査では,毎回,興味深い内容が取り扱われています。

 

 

まず,国語に対する認識として,こんな質問がされています。

 

国語が乱れていると思うか?

 

言葉の乱れを嘆く向きも少なくないと思いますが,国民全体の認識はどうなのでしょう。

結果は……

 

非常に乱れていると思う  10.5%

ある程度乱れていると思う 55.6%

余り乱れていないと思う  27.8%

全く乱れていないと思う  30.2%

 

上の2つを合わせた「乱れていると思う」人の割合は66.1%で,約3分の2を占めます。

しかし,平成11年度には85.8%に達していたのが,回を追うごとに減少してきているのです。

 

ちなみに,50代の人の72.3%が「乱れていると思う」と答えているのに対し,16~19歳の人でそう答えたのは46.4%に過ぎません。

まさにジェネレーションギャップですね。

 

 

国語がどのような点で乱れていると思うか?

 

この問いに対しては,「敬語の使い方」を挙げた人が63.4%,「若者言葉」と答えた人が61.3%でした。

これに続くのが「新語・流行語の多用」(34.3%)と「挨拶言葉」(32.2%)ですから,どうやら場や相手に合わせた言葉遣いができていない,と感じている人が多いようです。

 

 

敬語に関する言葉遣いに対する印象も,別項で取り上げています。

多くの人が「気になる」と答えているのは,以下の言い方です。

 

規則でそうなってございます。

 

昼食はもういただかれましたか。

 

お客様がまいられています。

 

お歩きやすい靴を御用意ください。

 

こちらで待たれてください。

 

逆に「気にならない」という人が多かったのは,以下の2つです。

 

先生は講義がお上手ですね。

 

就職はもうお決まりになったのですか。

 

この他,「気になる」「気にならない」拮抗していたのが,

 

誠に申し訳なく,深く反省させていただきます。

 

ちなみに私は,全て「気になる」のですが。

 

 

言葉は時代とともに変わるものだ,という人もいます。

むろんその通りではあります。

それを承知の上で思うのです。

この「気になる」という違和感を失いたくはないと。

 

 

 

 

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