教室ブログ

2020.09.19

一次関数とは?

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

石川中学校では,第2回定期考査の答案も返却され,次の定期考査に向けた学習に進んでいます。

中学2年生の数学では,連立方程式の学習を終えて,一次関数に入りました。

 

さて,そもそも「関数」とは何でしょう?

 

小学6年生の教科書には,「ともなって変わる2つの数量の関係」と書かれています。

例えば……

 

① 水そうに水を入れたときの,1分ごとの水の深さ

② バケツの水を1Lずつ増やしたときの,全体の重さ

③ 面積が12㎠の長方形で,縦の長さを1㎝ずつ増やしたときの,横の長さ

④ 長さ5㎝のろうそくを燃やしたときの,1分ごとのろうそくの長さ

 

こんな例が挙げられています。

 

これが中学1年生になると,教科書ではこのように説明されています。

 

ともなって変わる2つの変数x,yがあって,xの値を決めると,それにともなってyの値がただ1つに決まるとき,yはxの関数であるといいます。

 

小6でも中1でも,詳しく学習したのは,関数の中でも「比例」「反比例」についてです。

 

xの値が●倍になるとyの値も●倍になるとき,「yはxに比例する」と言います。

xの値が●倍になるとyの値は●分の1になるとき,「yはxに反比例する」と言います。

上の①~④の中で,①が比例,③が反比例の関係です。

 

yがxに比例するとき,その関係を数式で表すと,y=axとなります。

そして,xとyの関係をグラフに表すと,原点(0,0)を通る直線となります。

 

さて,上の②と④は,グラフに表すとどうなるでしょう。

どちらも原点を通らない直線になります。

なぜなら,②にはバケツの重さが,④にはろうそくのもともとの長さがあるからです。

 

これを数式で表すと,y=ax+bとなります。

このbが,バケツの重さやろうそくのもともとの長さです。

このax+bは一次式なので,「yはxの一次関数である」と言います。

 

ちなみに,y=ax+bに,b=0を代入すると,y=axという比例の式になりますね。

つまり,比例も一次関数なのです。

 

 

昨日,数学の授業で一次関数のグラフを描いていた中2の生徒が,講師に向かってこう言いました。

 

「先生! 折れ線グラフになっちゃいました!」

 

いや,そんなはずが……。

 

おそらく計算を誤って,おかしな所に点を打ったのでしょう。

思わず笑ってしまいました。

 

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