教室ブログ

2018.02.24

「基本動作の確認」

こんにちは、桜丘町校の西川です。

 

今日のテーマは「基本動作」です。

特に丁寧な字姿勢について考えてみようと思います。

 

 

基本動作の重要性

まずは

なぜ基本動作が大切なのか?

という点について書きます。

 

「基本動作」というのは無意識の時にどういう行動ができるか、だと考えています。

意識せずとも丁寧に字を書ける

意識せずとも正しい姿勢を維持できる

そういう事です。

 

この効果は非常に大きいです。

なにせ「無意識」の領域ですから。

 

 

 

 

丁寧な字は効果絶大

はじめは「丁寧な字」です。

丁寧に字を書けない子というのは、多くの場合「ここは丁寧に」「ここは適当に」と場面によって切り換えています。

 

つまり、テストのように丁寧に書く必要のある場面と、自分だけのノートのように適当で良い場面を分けています。

この弊害について具体例をあげますね。

 

それが算数の筆算です。

これって、意外な気がしませんか?

国語ではなく、算数なんです。

 

まず、算数の筆算なのですが、これは上記の場面で判断する子にとっては「適当で良い」場面になります。

なにせ、自分のためだけの途中式ですから。

 

さらに重要な点を言います。

「多くの子は汚い筆算で失点している事に気付いていない」

これは声を大にして言いたい事です。

 

多くの小学生の場合、計算問題を間違えてもその「原因分析」をしていません。

塾で指導しているととても良く分かります。

「なんで間違えたの?」

という問に正確に答えられる子はほとんどいません。

 

私がノートを覗くことになります。

すると多いのです。筆算での見間違えが!

 

「あれ?これさ、、、筆算の繰り上がりの1が大きすぎて、普通の位取りの数と見間違えてない?」

「え?そんなこと・・・」

「だって、この1が大きいとすると・・・ほら、お前の間違えて答えと一緒になったよ。」

「あ、、、え?本当に見間違えたのかな・・・」

「他に原因が考えられないんじゃない?」

「そうですね。。。」

 

相当に細かく見ない限り、この点を発見することはできません。

(汚い筆算を見ることは苦行に近いですから・・・)

 

 

良い姿勢がじわじわ効いてくる

良い姿勢というのは「なぜ良い」のでしょうか?

大きなポイントとしては、「疲れない」という点にあります。

 

人間は背骨と首の部分で、横から見た時に自然なS字カーブを持っています。

このSを字カーブが身体全体を負荷分散させながら支えます。

(詳細な解説は専門家の方にゆずりますが)

 

ここでも大切な事は、生徒本人の「自覚のなさ」なんです。

長時間の勉強に耐えられる子の多くは正しい姿勢で座ります。

集中力が続かない子の多くは姿勢が悪いです。

 

でも、その集中時間の長短を「姿勢」が原因だと考える子は皆無なんです。

 

ただ、「疲れた」「自分は集中続かないから」と、正確な原因分析をすることがありません。

私が塾の現場で多くの子をみる限りでは、「姿勢」と「集中時間」には強い相関関係があります。

理屈で考えても、正しい姿勢がもつ「疲れにくさ」が、「集中時間」に影響を与える事は想像できます。

 

基本動作と言えば、他にもいろいろとあります。

あいさつ、机の整理、持ち物、資料の保管etc…

そのどれもが重要な意味を持ち、その総合力としての「学力」があります。

 

「うちの子は勉強ができなくて・・・」と嘆く前に、是非一度「基本動作」を疑ってみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

 

 

 

個別指導Wam桜丘町校

大阪府枚方市桜丘町25-3

教室直通072-896-9898

 

 

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