教室ブログ

2016.07.12

姿勢を正す。話はそれから。

皆さんこんにちは、庄内校の塩崎です。

 

今日は前回(https://www.k-wam.jp/blogs/2016/06/post-160617-7.html)の続きのお話を、といきたいところですが、あいにく夏期講習の準備に追われています。

 

ですので、今回は教室で発行している月間「Wamだより」に記載した文章を紹介させていただきます。前回の話にも通じるところがある話ですので、ぜひ併せてご一読ください。それでは暑くなってきましたから、皆さん体調にはお気をつけて。

 

 

 

 

 

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テニスでも野球でも楽器でも何にでも、「姿勢」というものがあります。「構え」と呼んでもいいでしょう。向かってくるボールに備える「姿勢」を、先ず「ボールが来る前」に整え、音色を奏でるその前に先ず「奏でられる姿勢」に入る。ボールが来てから構えていては対応できないし、演奏が始まってから姿勢を正しても遅いからです。当たり前ですね。

 
そんな当たり前のことを、勉強になると意識しない人があまりに多い。まぁ多い。今から暴言を吐きますがお許しください。というのは、我々教育者から言わせれば「きみ、教え方や教師のせいにする前にまずは姿勢を正しなさい」ということです。「それも教師の仕事だろう」とのご批判はご尤もです。然るにこうしてお伝えするに至ったわけですから、一旦浮きかけたであろう腰を今一度据えいただき、最後までご一読ください。

 
姿勢といっても、正すべきは二つあります。一つは「身体の姿勢」です。背筋を伸ばす、私語を慎む、集中できる環境にする、為に誘惑(ケータイ等)は排除する、そのほか自身が集中できる「構え」に入るため所作を尽くす。これすら出来ていないとなるとお話になりません。相手がサーブを打とうというのに、腰に手を当ててケータイ片手に突っ立つ選手などいないように(いたとしても淘汰されたのでしょう、弱いから)そんな愚かな事をしていては指導も何もありません。

 
ここまでは誰もが(生徒は渋々でしょうが)理解してくれるでしょう。しかし、大切なのはもう一つの姿勢です。というのも、これは身体の姿勢を正すことにも繋がるからです。それは「学問に対する姿勢」です。何も教師や学問を敬えだとか感謝の気持ちを持てだとか、そういう事ではありません。ではどういうことか。例えばですね、生徒はよく「わからない」とか「だから無理」だとか、そういうことを言います。学問への姿勢を正すというのは「そういうのはやめて、腰を据えなさい」ということです。

 

 

ここでの「わからない」というのは「泳ぐときに手と足のバランスをどう意識すべきかわからない」というものではありません。そこは指導者の出番です。そうではなくて、泳ぎ方が「一から十まで」何もわからない、ということです。そこまではいいんですよ。でもね、「だから無理だし説明が理解できないから教師が何とかしろ」というようなことを主張する人がいます。あのですね、それは「当たりまえ」なんです。わからないから勉強しているのですもの。泳ぎ方を教えてと言われたら、もちろん水に入る前にも指導があるでしょう。でもどこかで必ず「それじゃあ水に入って泳いでみよう」という段階が来る。必ず来る。「泳げないんだからそんなことを言われても困る」と言われても困る。とりあえず水に入って遮二無二に進んでみる、一旦教師が先に泳いでみて「さぁ見ただろう?じゃあ次は君の番だ」という力技を駆使しなければ進みようがない段階が必ず来る。それは勉強だって同じです。泳ぎ方がわからないまま水に入るのは、あたりまえのことなのです。そこで「どうやって泳げばいいかわからない」と言って君は溺れていくのかいという話で。いいからまずは身体を動かせと。「進んでみろ」と。それは勉強でも全く同じことなのです。

 

 

つまり学問への構えというのは「自分は未知に挑戦している」という事実を「認める」事です。未知なのだから、いきなり手に取るようにわかる「はずがない」。未知なのだから教師の指導の巧拙など「判断しようがない」。だからまずは素直にやってみる。わからないなりにやってみる。宜しいでしょうか。それが学問に対する正しい姿勢なのです。私は何も、指導側は絶対に正しく問題は学習側にある、なんて言いたいのではありません。ではなく、「姿勢」を正さずに、諸悪源を外部に見出すのは、学びの構えとしては「最悪」であると申しあげているのです。

 

 

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個別指導Wam 庄内校(豊中・庄内の個別指導学習塾)
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