教室ブログ

2015.11.21

伝え方の工夫

こんにちは。
Wam日進校の上野山です。

十一月もそろそろ下旬。受験生にとっては、いよいよ追い込みの
時期となってきました。
自らが決めたそれぞれの新たな学び舎に向かって最後の最後まで
頑張っていただきたいものです。

高校受験の中学三年生については、二学期が始まった9月から
毎月、学校の実力テストが行われています。
そこに定期テストや塾の模試を数えると、受験当日までもう
テストばかりです。

ここ数回のテスト結果を分析してみると、例年もそうですが、
特に今年の受験生に共通して目立つものがあります。
それは、「ミス」が多いことです。
中でも数学の「計算ミス」がなんとも多いことに驚かされます。
まんまと点数をおとしているのです。
(もちろん正解できる計算問題です。)
ミスは完全になくすことはできないかもしれません。
しかし、ミスする個数は減らすことができます。

直近の実力テストでも、やっぱり「ミス」が目立ちました。
(あれだけ『ミスしないように!』と言い続けたのに・・・。)
では、どうしたら「ミス」を防げるのか?と
考えていた時、以前読んだこんな記事を思い出しました。
  
  少年サッカーの監督に聞いた話です。
  シュートの時「上に蹴るな」と言うと、かえってボールが
  上にいってしまうことがあるけど、「ゴロを蹴れ」と言うと
  うまくゴロが蹴れることが多いそうです。
  少年野球の監督も同じようなことを言っていました。
  打席に入る子に「低めを狙うな」と言うと、低いボールが
  来た時に手が出てしまうけど、「高めを狙え」と言うと
  ちゃんと高めを狙って打ち、ヒットが増えるそうです。
  うまくいかない二つの言葉、「上に蹴るな」「低めを
  狙うな」に共通するのは、やってはいけないイメージを
  否定的に伝えているということです。これだと、やっては
  いけないことは分かるのですが、どうすればいいのかが
  はっきり思い浮かびません。それでも、「上」「低め」
  という言葉は意識に残るので、とっさの時には体がそちらに
  反応してしまうのです。しかも否定的に言われることで
  叱られているように感じ、反発したくなったり不必要に
  緊張したりすることがあります。すると何事もうまくいか
  なくなります。反対に「ゴロを蹴れ」「高めを狙え」は
  目指すべきイメージを肯定的かつ明確に伝えています。
  ですから、やるべきことがはっきり思い浮かびます。
  「ゴロ、ゴロ」「高め、高め」と自分に言い聞かせながら
  その一点に集中できます。しかも否定的に言われていない
  ので、反発したり不必要に緊張したりすることもありません。
  これらのことを知っていると、いろいろな場面で応用できます。
  ・・・。

私も小学四年から高校まで野球をやっていました。
そういえば、思い出します。「外の球には手を出すな!」って
言われて打席に入った直後の外のボールだまにバットがでてしまい
空振りしたことを。

来週から二学期の期末テストが始まります。
今まではテストが終わるごとに、「今度は計算ミスしないように!」
と「ミス、ミス」の連発でした。が、
これからは、
 「計算問題は、正解できる問題です!」
 「計算問題を確実に得点しましょう!」
のように、どの場面においても伝え方の工夫をしたいと思います。

  

 
  

  
  


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