教室ブログ

2014.05.17

<季語2>

地域の皆様こんにちは。 個別指導Wam刑部校の河村好与(かわむら よしとも)です。

さて今日は前回に引き続き季語についてです。

前回お話ししたとおり、季語には
1.事実の季語
2.指示の季語
3.約束の季語 がありました。
この中で2.の指示の季語は季節をしめす言葉がありますのでわかりやすいです。
残った二つのなかで、勘違いしやすい(もしくは勘違いしている)季語の説明
をしましょう。

まずは「西瓜(すいか)」
どうしても夏の季語と思い勝ちですが、西瓜は8月の季語で秋の季語です。
今ではほとんど1年中お店にありますので、わかににくい季語の中でも
思い込みにより間違ってしまいやすい季語ですね。

「雪崩(なだれ)」
「雪」という語が入っているため、冬の季語と思ってしまう人がいるかも
知れませんが「雪崩」は春の季語です。 冬に積もった雪が暖かく
なってくると雪崩となるようなイメージでしょうか?

「麦秋(ばくしゅう・麦の秋)」
これも「秋」という語があるために、「指示の季語」と勘違いしてしまいそう
ですが、「麦を刈り取る頃」という意味で、夏の季語です。 といっても
都会に住んでいると、麦の刈り取り時期なんて知ってる人はだんだん
少なくなって来ています。

「小春日和(こはるびより)」
これはご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
小春日和とは、11月頃の穏やかで暖かい日を言います。だから冬の
季語となります。
この言葉は面白くて、英語でも似た言い回しがあります。
Indian summerと言って、英語の辞書で調べてみると、
「米国北部などで晩秋の暖かく乾燥し霞(かすみ)のかかった気候」
とあります。

どうです? 新聞でも、週に1回くらいは俳句の投稿欄があると
思います。 中にはその意味どころか、読み方すらわからない季語
が一杯出てきます。 難しいものには解説がついている場合も
ありますから、結構勉強になるかもしれませんね。

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